U-25フューチャーリーダーズ 2050 Vol.12
2022.05.20
U-25Future leader’s

2050年の100周年に向けて動き出したひぐちグループの未来を担う、25歳以下の若手社員にスポットを当てる企画「U-25 Future leader’s 2050」シーズン1のラストを飾る第12回のFuture Leaderとして、飲食営業部の岩本 紗季帆さんにお話を伺ってきました。

 

 

――本日はよろしくお願いいたします。
さっそくですが、今のお店に異動して2ヶ月ほど経ちますが、慣れましたか?

岩本)はい。お客様の滞在時間の違いに戸惑いもあったのですが、少しずつ慣れてきました。

 

――お客様の滞在時間の違いとは?

岩本)以前のお店ではファミリーや学生のお客様が多く、比較的ゆったりとお過ごしいただくイメージがありました。現在の店舗では、お昼の休憩中などに1名でのご来店が多く滞在時間も短いので、客席の回転スピードが早いです。限られた時間でお店に来て下さるので、お待たせすることがないようにそのスピードに追いつくのが大変ですね。

 

――スピード感を持たないといけないってことですが、接客と調理ではどちらが得意ですか?

岩本)学生の頃にアルバイトをしていたのでフロントが得意です。接客をしていて「ありがとう」と言われたら、すごい嬉しいなと思いますし、忙しくて、きつくても、その一言だけで〝また頑張ろう〟って思えます。キッチンにいると、直接そのような声をいただく機会が少ないので、フロントの方が好きですね。

 

 

――「ありがとう」と言っていただけることは力になりますね。接客や調理以外で、任せられている仕事はありますか?

岩本)*プロダクトスケジュールです。 前の店舗でも任されていて。こちらのお店に来てからも、すぐに担当させて頂きました。でも前のお店とは出品傾向が全然違っていて。修正していくことがすごく難しいです。 以前の店舗で自分ではちょうどいい量を用意したつもりだったのに、たくさん廃棄を出してしまったこともあります。食品ロスの削減にもつながりますし、廃棄ロス率を目標数値以内に抑えられた時は「よっしゃっ!」て思いますね。

※プロダクトスケジュール:翌日以降の計画に対して、各食材の準備を行う事

 

――ちょっとずつ成長しているのが伝わってきます。前の店舗での経験が活かされてることはありませんか?

岩本)もちろんあります。例えば、今のお店は客席の回転スピードが早いので、フロントに従業員を多く配置していても、やるべきことが重なって、作業が追いつかないことがあるんです。だから私がキッチンにいても、フロントに行って料理提供に行ったりしています。 前のお店は新店で新人スタッフが多かったので、店舗全体の状況を見る力がついたと思います。その時にフロントとキッチンの行き来のタイミングを学んだので、それが今活かせてるなと。

 

――観察力と行動力がついて、現在の店舗でも活かされているんですね!そういえば、新入社員が3名配属されて後輩が増えましたよね?

岩本)はい!店長と共に教育もさせてもらっています。自分が教えたことを改善してくれたら嬉しいですね。新入社員が11月末までにフロントとキッチンのどちらの作業も出来るようになることが今の目標のひとつです。

 

――楽しみですね。岩本さん自身の目標はありますか?

岩本)そうですね、目標といいますか…実は、夢があります。ホテル営業部で仕事がしたいってずっと思っていて。入社のきっかけはホテルでの接客をやってみたいと思ったからなんです。

 

 

――入社動機もホテルで仕事がしたいからだったんですね!

岩本)ホテルでの業務はもちろん、ホテル内に「PutFul」と「kakuuchi」という飲食店舗ができたので、そっちの方にも行けるように頑張りたいなと思っているところです。まずは店舗も近いので応援勤務に挑戦してみたいですね。 

 

――ホテル営業部に行って、やってみたいことはありますか?

岩本)ホテルの仕事をやってみたいというのは直感的でした。経験したことがないから行ってみたいという気持ちです。飲食の接客とはまた全然違うものになると思って。経験できるチャンスがあるんだったらと思い「ホテルで勤務したいです」って面接で言いました。

 

――言葉にするって大事なことだと思います。これからも言い続けて、夢を実現してほしいです。そのために頑張っていることはありますか?

岩本)はい!ホテル営業部を希望していると店長に話をした時に「マスク越しでは笑顔が伝わりにくいから、そこを毎日意識してみては?あとはおじぎを綺麗に行うこともいいよね」とアドバイスをいただきました。
更衣室に鏡があるので、シフトイン前に、マスクをした状態で笑顔が伝わるかの確認をしています。お辞儀の角度も、「ホテルの方がとても綺麗だから見に行ったら見てみたらいいよ」と言われて、実際に見に行かせてもらいました。とても綺麗で参考になりました。
今私はレジ対応を行う時も、丁寧なお辞儀を意識するようにしています。あとは休みの日に食事にでかけたりした時に、他店舗の接客とかを見てしまいますね。接客がすごくいいなと思ったらそれを取り入れてみたりとか。

 

 

――いいですね。 飲食やホテル問わず必要な事だと思います。続けていることも大事ですね。そういえば英語の勉強もしているって聞いたのですが?

岩本)テキストとかは使ってないんですけど、動画配信サービスを利用して映画を見る時に音声を英語にして、字幕を日本語にしています。英語に触れていないと忘れてしまうので。

 

――え!?もともと英語が話せるの?

岩本)はい、話せます。通っていた大学に留学生の方も結構いらっしゃったので。授業でも All English の時間があって。日本語喋ったら怒られるとか…。
でも英語を使わなくなると、話せなくなってきたと感じるので、忘れないように英語に触れる機会を増やしています。携帯の設定も全部英語にしたりとか。 

 

――すごい!じゃ、ここからはインタビューをAll Englishで答えていただいて…。あ、でも私が理解できないかも(笑)
英語を話せる力を発揮して、海外での活躍も夢じゃないのでは!?

岩本)海外にぜひ行きたいです!!ホテル従業員として行くか、飲食従業員として行くかは分からないですけど。
高校生の時に修学旅行で一回海外に行ったんですよ。非現実的な時間の流れを感じることができました。現地の人とのコミュニケーションとかも全然違いますし。また、大学生の時にタイに2週間ぐらい行ったんですけど。首都バンコク以外の場所、田舎の方に行ったら英語すら通じなくて。日本語ももちろん通じないから、どうやって会話したのか覚えてないんですが…ジェスチャーを交えながら頑張って伝えようとしたら、それが伝わったんです。それが成功して、「楽しい!!」と感じました。

 

 

――自分の知らないことに出会うことを楽しいと思えるんですね。海外に行ったら可能性が広がりますね。

岩本)そうですね。日本ももちろん大好きですけど、行けるんだったら日本を出てみたいなと思います。

 

――海外でチャレンジしてみたい事はありますか?

岩本)海外にお店を出してそこで働けたら最高ですよね。こういう店をやりたい!というところまで具体的なものはないんですけど、自分がやりたいお店を海外で実現できたら最高ですね。

 

――そういえば甘いものが大好きだったよね?スイーツのお店とはどうでしょうか?

岩本)はい、大好きです!スイーツのお店いいですね。大衆割烹樋口で販売している「ながさきジェラート」がとっても美味しいので、海外に出せたらいいなと思います。すごい苦労して、こだわって作られているジェラートなんだろうなと感じています。個人的には「雲仙ミルク」も美味しかったけど、期間限定の「満月の初塩」がめちゃめちゃ美味しかったので再販してほしいです。

 

――確かに「満月の初塩」美味しかったよね。私も再販希望!ジェラート開発にも挑戦してみたいとは思いませんか?

岩本)そうですね、やってみたいです!ジェラートに関する講習会が社内で行われたことがあって。2回行われたのですが、興味があったのでどちらも参加させてもらいました。なんだか私、やりたいことだらけですね。(笑)

 

 

――色々なことに興味があっていいと思いますよ!自分が開発するなら何味がいいですか?

岩本)イチゴが好きなのでイチゴと言いたいんですけど、もう既にありますね。イチゴ以外だったら桃が好きなので、最高の桃ジェラートを作りたいです。

 

――確かに桃もいいなあ。ジェラート以外で作ってみたいものはありますか?

岩本)ショートケーキです!!ショートケーキってすごくお店によって差が出ますよね。生クリームの甘さに関しても、甘みが最後まで残るものと後味スッキリのところとか。ショートケーキを食べるためにケーキ屋さん巡りをすることもあります。この前、丸々6個イチゴを使ってるケーキを食べたんですけど、めっちゃ美味しかったですね。イチゴたっぷりで、甘さもあるけどくどくなくて。

 

――岩本さんのショートケーキ愛が伝わってきます(笑)
夢がたくさんあっていいですね。ホテルで仕事もしたい。海外にも行きたい。商品開発もしたい。他にはありませんか

岩本)やってみたいことがたくさんあって。実現するためにも、結婚して出産しても働き続けたいですね。 どんな働き方ができるか想像できていないのですが。 働きやすい環境を作りたいとは思いますけど…私にできますかね…。

 

 

――大丈夫!きっとできますよ!自信を持って、夢を追いかけてほしいです。では、最後の質問ですが…岩本さんが働く上で大事にしている価値観は何ですか?

岩本)はい、「笑顔で働くこと」です。自分が笑顔になることだけじゃなくて。周りの人達もきついと感じる時もあると思うんですけど、きついと思っているその表情で客席に出て欲しくないので。自分がキッチンのシフトに入っていても、フロントの方が料理を取りに来たら、「頑張れ、頑張れ」って声掛けとかをするようにしています。

 

――とてもいい心がけですね。きっと笑顔の輪が広がっていくと思います。本日はありがとうございました。

岩本)ありがとうございました。

 

 

インタビュー/篠原 祐樹 (人事部)

撮影・編集・ライティング/佐久間 恵子(広報室)

 

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