
ひぐちグループで働くヒグチ人をプロライターが深堀りする新企画!
プロが綴る、働く仲間の新たな一面とは?
それぞれの「想い」を知り、繋がりを感じるコラム集。
PEOPLE 45|カモミールさん
『えっ!? オーランチオキトリウム!?』

カモミールさんは、パチンコが好きである。かなり好きである。鹿児島のひぐちグループの中でも、パチンコ好きトップ10には入ると自称する。新台が出れば打つ。話題の台なら、とりあえず触ってみる。
何がそんなに楽しいのか!?
「自分でラッキーを掴んだ感じがするんですよね」
なるほど。待っているだけではない。自分で台を選び、自分で座り、自分でハンドルを握り、そして当たる。俺が掴んだ!!という感覚が好きなのだと…。
そんなカモミールさん。大学では何を勉強していたのか聞いてみた。
“微生物です”
えっ!?
大学で生命環境を学び、研究していたのは、微生物から石油に近い成分をつくり出す技術。つまりバイオエネルギーである。その研究対象のひとつが——
“オーランチオキトリウム”
なんじゃ、そりゃ!?笑
オーランチオキトリウムとは、油をつくって体内に蓄える微生物。カモミール青年は、マレーシアの葉っぱに棲む菌まで追いかけていた。地球環境やエネルギー問題につながる、なかなか壮大な研究である。
ところが研究を続けてみたら気づいた。
「研究に没頭するタイプじゃなかった」
潔い。笑
そして選んだ就職先が、ひぐちグループ。
生命環境からパチンコへ。
オーランチオキトリウムから、まるみつへ。
なかなかの進路変更である。
でも話を聞いていると、案外、同じなのかもしれない。微生物の中から可能性を見つける。たくさんの台から一台を選ぶ。そして——自分が見つけた。自分が掴んだ。カモミールさんは、この「自分が」が好きなのだ。
そして現在。職場で出会った女性と結婚し、2歳の娘がいる。その娘が、すでにちょっとずる賢い。大して好きでもないものを「好き」と言えば、ママが喜んで、おやつをくれる。それをちゃんと分かってやっているらしい。
その姿を見ながら、父ちゃんは思う。
「そこ、俺に似てるな」
やっぱり見つけた。笑
微生物を見つけ、ラッキーを掴み、嫁さんを見つけ、今度は娘の中に自分を見つける。カモミールさんにとっては、人生そのものが研究室で、生命環境そのもの!?
文/中村修治
有限会社ペーパーカンパニー 代表取締役社長。
1962年近江の地で生まれる。1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかった頃から30年以上も最前線で生きているプランナー。「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。福岡大学の非常勤講師も務める。
ひぐちグループとの関係は創業65周年の時から。以降、ひぐちグループの新CIの開発の総合ディレクションを契機に、週イチたまりばの投稿は、200本に及んでいる。









