PEOPLE 45|カモミールさん 『えっ!? オーランチオキトリウム!?』
2026.09.17
シン・従業員紹介「HOME ROOM」

 

ひぐちグループで働くヒグチ人をプロライターが深堀りする新企画!
プロが綴る、働く仲間の新たな一面とは?
それぞれの「想い」を知り、繋がりを感じるコラム集。

 


 

PEOPLE 45|カモミールさん

『えっ!? オーランチオキトリウム!?』

 

 

カモミールさんは、パチンコが好きである。かなり好きである。鹿児島のひぐちグループの中でも、パチンコ好きトップ10には入ると自称する。新台が出れば打つ。話題の台なら、とりあえず触ってみる。

 

何がそんなに楽しいのか!?

「自分でラッキーを掴んだ感じがするんですよね」

なるほど。待っているだけではない。自分で台を選び、自分で座り、自分でハンドルを握り、そして当たる。俺が掴んだ!!という感覚が好きなのだと…。

 

そんなカモミールさん。大学では何を勉強していたのか聞いてみた。

“微生物です”

えっ!?

大学で生命環境を学び、研究していたのは、微生物から石油に近い成分をつくり出す技術。つまりバイオエネルギーである。その研究対象のひとつが——

“オーランチオキトリウム”

なんじゃ、そりゃ!?笑

オーランチオキトリウムとは、油をつくって体内に蓄える微生物。カモミール青年は、マレーシアの葉っぱに棲む菌まで追いかけていた。地球環境やエネルギー問題につながる、なかなか壮大な研究である。

 

ところが研究を続けてみたら気づいた。

「研究に没頭するタイプじゃなかった」

潔い。笑

 

そして選んだ就職先が、ひぐちグループ。

生命環境からパチンコへ。

オーランチオキトリウムから、まるみつへ。

なかなかの進路変更である。

 

でも話を聞いていると、案外、同じなのかもしれない。微生物の中から可能性を見つける。たくさんの台から一台を選ぶ。そして——自分が見つけた。自分が掴んだ。カモミールさんは、この「自分が」が好きなのだ。

 

そして現在。職場で出会った女性と結婚し、2歳の娘がいる。その娘が、すでにちょっとずる賢い。大して好きでもないものを「好き」と言えば、ママが喜んで、おやつをくれる。それをちゃんと分かってやっているらしい。

 

その姿を見ながら、父ちゃんは思う。

「そこ、俺に似てるな」

やっぱり見つけた。笑

 

微生物を見つけ、ラッキーを掴み、嫁さんを見つけ、今度は娘の中に自分を見つける。カモミールさんにとっては、人生そのものが研究室で、生命環境そのもの!?

 


 

文/中村修治

有限会社ペーパーカンパニー 代表取締役社長。
1962年近江の地で生まれる。1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかった頃から30年以上も最前線で生きているプランナー。「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。福岡大学の非常勤講師も務める。

ひぐちグループとの関係は創業65周年の時から。以降、ひぐちグループの新CIの開発の総合ディレクションを契機に、週イチたまりばの投稿は、200本に及んでいる。

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