
ひぐちグループで働くヒグチ人をプロライターが深堀りする新企画!
プロが綴る、働く仲間の新たな一面とは?
それぞれの「想い」を知り、繋がりを感じるコラム集。
PEOPLE 48|チャングムさん
『キュンキュン懲り懲りクルクル…』

チャングムさんは、家に帰るとビールを飲みながら韓国ドラマを見る。韓ドラ好きの原点は『宮廷女官チャングムの誓い』。実に分かりやすい。恋愛ものも好きである。
「キュンキュンしたい時には、そういうのを見ます」。では、現実の生活でもキュンキュンしているのかと聞いてみた。「リアルはないと思いますよ」って。
チャングムさん。二度結婚して、二度離婚している。もう、リアルなキュンキュンには、もう懲り懲りらしい。一度目の結婚は20歳。二度目は23歳。しかも、ご両親から反対されても言うことを聞かなかった。
「好き」と言われると、自分も好きになってしまう。本人曰く、「何でも真に受けるんですよね」。なるほど。若き日のチャングムさん。キュンキュンに対する初動が速すぎる。
現在たどり着いた境地は、「ひとりが一番です」「自分で、自分だけの責任を取れるから」。キュンキュンの果てに、ずいぶん男前な女性が完成した。
そんなチャングムさんには、もうひとつ意外な過去がある。高校時代は、新体操部。小学生の頃から平均台やダンスが好きで、高校では新体操を選んだ。得意種目は、リボン。投げる。クルクル回す。そして受ける。最後のポーズまでビシッと決まった瞬間が、最高に気持ちよかったという。
ところ人生のリボンは、なかなか思ったようには舞ってくれなかった。クルクル回したつもりが、絡まった。それでもチャングムさんは、そのたびに自分でほどいてきた。
お子さんが小さい頃には、いろんな仕事もした。ある職場では、最初に聞いていた話と違う理不尽な要求をされ、とうとうブチ切れた。「話が違うじゃないか」。筋が通らないことが嫌いなのである。成績は良かった。それでも辞めた。後日、上司たちが家まで謝りに来たという。
人生で大事にしていることを聞いてみたら「なるようになる。なるようにしかならない」と言い切った。いいなぁ。若い頃は、リボンを思い通りに操ろうとしていた。いまは、人生なんて全部思い通りにはならないことを知っている。
キュンキュンして、懲り懲りして、人生クルクル回って——
最後のポーズは、なかなかビシッと決まっています。笑
文/中村修治
有限会社ペーパーカンパニー 代表取締役社長。
1962年近江の地で生まれる。1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかった頃から30年以上も最前線で生きているプランナー。「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。福岡大学の非常勤講師も務める。
ひぐちグループとの関係は創業65周年の時から。以降、ひぐちグループの新CIの開発の総合ディレクションを契機に、週イチたまりばの投稿は、200本に及んでいる。










