週イチ「たまりば」No.16 アウトプットを続けてこそだよ。
2021.06.09
週イチたまりば

 

アウトプットを続けてこそだよ。

「最も言いたいことは、最も言いたくないことのそばにある」というコトバが好きだ。言うとくけどなぁ・・・表現することは、そもそも恥ずかしいものなのだよ。いつもドキドキ、ヒリヒリしながら、コラムを書いたりしているわけ。最も言いたいことを言うことは、最も恥ずかしいことなのである。

その恥ずかしさを超えて、それでも伝えたいことがあるんだなぁ・・・みたいなとこに「伝わる」という現象が起きたりするわけである。そう信じている。

アマチュアの書き手は、恥ずかしいことが続けられない。それって、恥ずかしいねと突っ込まれたりしたら、スグに止めちゃったりする。

恥ずかしいことが続けられるということは、恥ずかしくても伝わっている相手がいると信じ続けられるということである。社会を信じること。読み手を信じること。その度量の違いが、書き手の器を決める。

そりゃテクニックの問題ではない。
生き様みたいなものなのである。
恥ずかしいぞと突っ込まれてもめげない覚悟みたいなもの。

元気な挨拶。深いため息。それらも、すべてアウトプットである。そのアウトプットが他者に伝わってこその「個」。結局、社会人とは、アウトプットの集積なのである。単なる「人々」で終わらないためには、文字で、声で、ため息で、佇まいで、伝え続けるしかないのである。何かしらのアウトプットを続けてこそのオンリーワンで。どんな人にならねばならないか?は、目の前の紙と手の組み合わせから見えてくるのである。

 

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文/中村修治

企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。

http://nakamurasyuji.com/

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