飲食のプロが教える、簡単美味しいみんなのレシピコーナー「おうちシェフ」
梅雨の季節が近づくと長崎県大村市にある大村公園では、約30万本のハナショウブが見頃を迎えます。
今回は、大村の郷土料理である大村寿司の作り方をご紹介します。
「大村寿司」
☆材料(作りやすい分量)☆
ごはん 4合分(1kgほど)
すし酢 140g
中具 200g
(ゴボウ、椎茸、かんぴょうなどを甘辛く炊いたもの)
はんぺん 50g
(赤・緑)
錦糸卵 200g
桜でんぶ 10g
☆前準備☆
1.ご飯を少し硬めに炊きます。
2.熱いうちにすし酢をかけ、混ぜ合わせ冷まします。
3.はんぺんと中具は細かく刻んでおきます。
☆作り方☆
1.適当な大きさの容器にラップを敷き、錦糸卵を敷き詰めます。
その上に酢飯の半分を、平らになるように敷き詰めます。
※しっかりと押しましょう。
2.中具とはんぺんを均等に散らします。
残りのご飯を同様に敷き詰めます。
上から重しをのせて、締めます。(上からギューッと)
3.容器から取り出し、適当な大きさに切り分けて、桜でんぶを飾ります。お好みのトッピングで飾ることで、見た目も華やかに仕上がります。
〈大村寿司の歴史〉
始まりは戦国時代。戦に勝った兵士たちをもてなすために生まれた押し寿司が「大村寿司」です。兵士たちが刀で四角に切って食べたことから、今でもこの形が伝わっています。江戸時代に砂糖文化が花開いた長崎だけに、シャリも煮付けた野菜も甘めの味わいが特徴です。