くれんねプラスvol.14:THY|チクリン2021 Activity report!後編
2022.02.22
OPEN社内報

HIGUCHI GROUP 社内報「KURENNE(くれんね)」の中から、皆様にお届けしたい情報をご紹介致します。

今回は、チクリン選手インタビューの後編です。

THY|チクリン2021 Activity report!前編 はコチラから

 

 

オフラインでコミュニケーションをとることの重要性

 

――現在はオンライン大会が主流となっていますが、2019年パキスタン遠征を通して「オフラインでの選手同士のコミュニティや絆が必要」と感じて、実践されていましたが、今はどのように交流をされているのでしょうか?

オフライン交流の必要性に変わりはないですが、交流が出来ない状況です。今は練習配信やボイスチャットを繋いでの対戦、対戦中のアドバイスや対戦後の反省会も、ほぼ毎日オンライン上で交流を図っています。ですが、オフだと終わった後もその日の話をしながら帰れますが、オンだと“お疲れ、ポン!(電源が落ちる)”みたいな。もう少し話せることもあったのにと感じることもあります。

 

結果を出す気持ちはそのままに、鉄拳・eスポーツの認知を広めたい。

 

――コロナ禍で、鉄拳への向き合い方への変化はありましたか?

鉄拳やeスポーツに興味を持ってもらうためにはどうしたらよいかと考えることが増えました。「今後、鉄拳の面白さをどう伝えていけばいいのかな」と。

と言うのも、コロナ禍前の「鉄拳ワールドツアー2019」の時は、年間を通して世界中で大規模大会が開催されて、メディアでもeスポーツの話題が取り上げられていました。「活躍する=鉄拳(eスポーツ)が盛り上がる」場面が多かったです。勝つことや結果を残すことに精一杯という感じでした。

またメディアを通してだけでなく、イベントを通して鉄拳を知っていただくこともありました。鉄拳を知らなった方がたまたまイベント会場を通りかかって、興味を持ってくれたり。今は直に触れ合えるイベントの開催が難しくなったことで、その機会が減っています。

今は「強い」だけでは鉄拳を「伝える」とか「広げる」ことにつながりにくくなりました。野球やボクシングなど、確立されているスポーツと違い鉄拳はまだマイナーな部分もあります。また、他のゲームは「認知度」や「選手のスター性」が群を抜いていると思います。自分に限らず鉄拳プレイヤーは、「どう伝えて、広げていけるのか」を考えないといけないと思っています。

 

 

――e-SPORTS PORT -Nagasaki-で定期的に鉄拳講習会を再開されました。今後のeスポーツ普及活動への提案などありましたらお願いいたします。

定期的に講習会を行って少しでも参加人数を増やしたいですし、鉄拳に触れたことが無い初心者の方へ、「どう楽しめばいいか、どういうことを練習すればいいか」を伝えたいですね。すでにプレイされている人には、使っているキャラクターの強い部分や技の連携、プレイに影響する癖などを教えています。

参加者が増えてきたら、トーナメント大会を行ったりしたいですね。自身の成長や対戦の楽しさを知ってもらえたら嬉しいです。

あとイベント等の他にも、配信を行っている動画のチャンネル登録者数を増やしていくための行動や、動画編集のスキルUPも必要になってくるかと思います。

 

――最後に、今年の意気込みをお願いします!

大会で優勝します。
「日本で!世界で!1番!」と言ってもらえるように、もっと強くなることはもちろんですが、2022年は鉄拳やeスポーツに興味を持つ人を増やす活動を行いたいです。これからも応援よろしくお願いいたします!

 


 

〈編集後記〉

世界一の称号を手にしても「勝つ」ことへの探求心を忘れず、
応援してくれる人の喜びが1番嬉しいと笑顔で語ってくれた「選手」の姿と、
鉄拳・eスポーツ界の未来を日々考えている「伝道師」の姿、
2つの熱い内面を感じていただけたのではないでしょうか。

2022年も「努力のラストサムライ」、チクリン選手の活躍が楽しみです!

 

インタビュー / ちょこぱ(遊ING営業部)
撮影 / まっくす(広報室)
編集 /  ちょこぱ・まっくす

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