第53区 へんてこりんコラム駅伝「夢中が生み出す次の『夢中』」
2022.03.19
へんてこりんコラム駅伝

これまでの合計距離 369.54㎞

九州一周まで残り 1130.46㎞‼

今週タスキを受け取ったのは、2回目の登場となる
「とこてんZ」選手!!

 

 

第53区 走者「とこてんZ」

「夢中が生み出す次の『夢中』」

最近「リテイク」や「リメイク」された商品や作品をよく目にする。
数年から数十年前にまで遡り、当時流行ったものや一世風靡したものを
現代版としてリパッケージ化しているというものだ。

私の趣味の範囲内に限ったことで申し訳ないが、記憶に新しいものでいえば
「ニンテンドークラシックミニ」と題し発売された「ミニファミコン(ミニスーファミ)」は衝撃的だった。
筐体の見た目はそのままでコンパクトにサイズダウンし、接続は配線一つ。しかしながらプレイできるソフトは20種以上内蔵で実際のソフトは不要。画質や内容はそのままで懐かしさも感じられる…まさに「あんなこといいな」が実現したのである。

 

 

その他にも当時流行った駄菓子の巨大化やグッズ化。映画・アニメのリメイク、連載終了して何年も経つ漫画の続編再開など…ふと「あれ?私は今中学生だったかな?」と錯覚を起こすほど、当時の自分に「刺さる」コンテンツが年数を経て再び登場しているのである。

 

ここからは持論だが、このリパッケージ化にはいくつかの要因があると考える。

一つに技術や科学の進歩により、当時は難しかったものが作成・表現出来るようになったこと。更にはインターネットの普及・SNSにより、情報の発信と受取が昔より盛んになっていることである。

そしてもう一つが、当時それに夢中になっていた人が、現在社会的に活躍できる立場に成長し、上の2つを充分に扱える人材になっているということである。

 

「これおもしろいから見てよ!」と、当時友達に好きなものを勧めていたように、夢中になったものを同世代の人達に、更には現代の人達に広めようとしているのではないだろうか。当時を知っている人へは懐かしさを、現代の人へは逆に新しさを与えられるのかもしれない。そうして生まれた新しい「夢中」が次なる「夢中」を生み出していく。そんな素敵な連鎖が今起きているのではないだろうか。

 

我々に於いてもこの「夢中」を作り出す事を生業としている。このコラムを書くにあたって「自分はそもそも夢中になれているだろうか?」と自問するいい機会になった。自らが心の底から楽しめていれば、自ずとお客様も楽しませられると思う。

 

さぁ今日も夢中になって、「夢中」にさせよう!

 

 

今回の走破距離 (1文字=10m)

912文字=9.12㎞

これまでの合計距離 378.66㎞

九州一周まで残り 1121.34㎞‼

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