おっさんは、目に染みる!?
ワタシには、ふたりの娘がいる。もう大きい。彼氏もいる。ワタシの役目など、ひと肌の温もりがあるATMみたいなものである。もう、あたらずさわらず生きている。そんな娘から言われてショックな言葉がある。
ウザいではない。
あっち行けでもない。
クサイと言われるのが、いちばんツラい。
そんなこと言われたら拗ねて寝るしかない。
拗ねて寝たら寝たで・・・その枕が臭くなる。寝ている部屋がムゥとする。夜中にトイレに起きて、帰って来た自分の部屋の臭さに愕然とする。その臭さに、びっくりして目が醒める。自分が臭くて寝不足の58歳である。
どうやら加齢臭は「疲労臭」とも呼ぶらしい。疲労やストレスがたまると肝機能が低下する。そうすると体内でアンモニアの分解ができなくなる。行き場を失ったアンモニアは、皮膚を通して表に出てくるというメカニズム。
疲れがたまるとカラダからおしっこのニオイがするのだ。なんということでしょう・・・これじゃ、おしっこのニオイのするATMだよ。道理で娘たちは、月に1回くらいのご利用どまりである。ウンコ臭くないだけマシか!?とホッともしている。
オッさんたちは、疲れるほどに、おしっこ臭くなっていく宿命にある。
オッさんたちの疲労はなぁぁぁ、目に染みるのだよ。
ぁぁああああぁぁ、自分のニオイで涙が出てきた(T ^ T)
文/中村修治
企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。