文/中村修治
企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。
自分の敵は、自分です。
オトナになるということは、自動的にやってくる変化の機会を失っていくということです。もうクラス替えも文化祭も、ないのです。放っておいたら何の変化もなくなるのが、オトナなのです。ダメなオトナは、変わる機会を放棄した成れの果てなのですよ。
世の中には、居なければ困るオトナは存在しません。どんな偉い人が今日、死んでも、世の中は、ちゃんとまわります。明日は、フツーにやってきます。何も変わらない。ましてや、ワタシたちのようなオッサンやオバハンのひとりやふたり、クソみたいなものですよ。クラス替えや文化祭がなくなったのであるなら、自ら機会を創出するしかありません。ダメなオトナの成れの果てにならないために。
ワタシは、まだ、還暦。一般的には、あと20年以上人生が残っているということです。昨日までの価値観だけを「結論」にしてはやっていけません。「結論」を出したら不自由になるだけです。自分の最大の敵は、いまのまんまの自分。人生の結論は、死ぬまで出ません。
オトナというものは、どんなに苦労が多くても、自分のほうから人を愛していける人間になることです。不安は、すぐに希望に変わります。
ずっと悲しんでいられないのが人間です。
ずっと不安なのに希望を見つけちゃうのが人間です。
もう夏です。
いまのまんまの自分を殴り倒してみましょう!!