
ひぐちグループで働くヒグチ人をプロライターが深堀りする新企画!
プロが綴る、働く仲間の新たな一面とは?
それぞれの「想い」を知り、繋がりを感じるコラム集。
PEOPLE 04|ド根性之助
『必殺技は、ドラゴン土下座!!』

社内で「いじられキャラ」って、だいたい愛されている。
でも、ド根性之助(44歳/入社22年)の“いじられ”は、ちょっと質が違う。
イジメではない。あくまで愛される”いじられ”である。
社長からも、周りからも「何もせんと遊んでるやろ!?」と突っ込まれることは日常茶飯事。本人は、いけしゃーしゃーと「してないかもしれないです」と答える。
返しがやけに冷静で、やけに上手い。自然と周辺に笑いが起こってしまう哲学はこうだ。「『お、そう来たか』って面白がって最適解を探す」。
芸人か、人事か。たぶん両方。
夜、ひとりになると彼はプロレスのYouTubeを見る。1994年あたりの、あの熱い時代。
実は大学時代、プロレス研究部でリングに上がっていた。この時代のリングネームが「ド根性之助」。必殺技は、ドラゴンスープレックス。
なるほど。人に絡まれても、空気が荒れても、最後に“収まる側”に回れるわけだ。
家では16歳の娘に「パパ」と呼ばれ、社内恋愛から17年、離婚危機は(少なくとも言葉には)ない。奥様との喧嘩さえも、彼は大技で収める。
この必殺技こそ”ドラゴン土下座”である。笑
「その程度の人間なんで」と笑うけど、実は、ド根性之助は強い。いざとなったら本物のスープレックスが繰り出せる!!…は冗談としても、礼儀と信頼関係だけは譲らない。
プロレス部で心身に刻んだ美しい線引きがあるから、いじられても場を崩さないオッサンが出来上がったのである。
ひぐちグループには、こういう用心棒みたいな優しさが必要なのだ。
見るからにいじられキャラである、オッサンなのだけれど…。
文/中村修治
有限会社ペーパーカンパニー 代表取締役社長。
1962年近江の地で生まれる。1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかった頃から30年以上も最前線で生きているプランナー。「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。福岡大学の非常勤講師も務める。
ひぐちグループとの関係は創業65周年の時から。以降、ひぐちグループの新CIの開発の総合ディレクションを契機に、週イチたまりばの投稿は、200本に及んでいる。









