
ひぐちグループで働くヒグチ人をプロライターが深堀りする新企画!
プロが綴る、働く仲間の新たな一面とは?
それぞれの「想い」を知り、繋がりを感じるコラム集。
PEOPLE 06|ヤマケンさん
『ジョジョのややこしい冒険。』

ヤマケンさん(27歳/5年目)は、ひと言で言うと「説明が長い、でも筋は通ってる」タイプ。イベントの企画、台本、機材、見積、現場運営、報告書、請求書まで——eスポーツ周りの何でも屋を、実質2人体制で回している。そりゃ語りたくもなる。
スマブラでは県内準優勝クラス。大会も主催する。さらにサバゲーも自分で人を集め、フィールドを予約し、運営と参加者をつなぐ“段取り役”。
「面白そうならとりあえずやってみる。合わなければやめる」
——この軽さが、仕事にも人生にも染みている。
ただ、本人の核は「負けず嫌い」よりもう少し厄介だ。“明日死ぬとしたら後悔したくない”。だから興味が芽生えた瞬間に体験し、続け、上達して勝つ。勝って気持ちよくなる。止まると意味がなくなる。成長が快楽。ここまでくると、もう立派な“面倒な哲学”である。
その死生観の出どころを辿ると、身内の死ではなく創作に行き着く。元を辿れば『ジョジョの不思議な冒険』。王道の主人公ではなく、ツェペリやスピードワゴンのような“師匠・脇役”に心が持っていかれるあたり、本人のクセがよく出ている。中学の深夜、親に隠れて観たジョジョが、気づけば「後悔しない行動原理」になっていた。
「ジョジョのキャラとか、後悔なくしっかりとやって死ぬみたいなキャラクターも多かったりするんで、そこにやっぱ影響を受けた可能性はありますね。うん。間違いなく活きてる」。
さらに大学では、必修インターンでフィリピンに1ヶ月単身突入。アポ取りも宿も移動も自力。財布を抜かれても「命とパスポートが無事ならOK」と受け流す。面倒なのに肝が据わっている。
ジョジョ由来の生き方。
この男、ややこしい。
だが、面白い。
文/中村修治
有限会社ペーパーカンパニー 代表取締役社長。
1962年近江の地で生まれる。1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかった頃から30年以上も最前線で生きているプランナー。「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。福岡大学の非常勤講師も務める。
ひぐちグループとの関係は創業65周年の時から。以降、ひぐちグループの新CIの開発の総合ディレクションを契機に、週イチたまりばの投稿は、200本に及んでいる。










