PEOPLE 08|とぅとぅみんさん 『めっちゃいい子”じゃない方”。』
2026.03.19
シン・従業員紹介「HOME ROOM」

 

ひぐちグループで働くヒグチ人をプロライターが深堀りする新企画!
プロが綴る、働く仲間の新たな一面とは?
それぞれの「想い」を知り、繋がりを感じるコラム集。


PEOPLE 08|とぅとぅみんさん

『めっちゃいい子”じゃない方”。』

 

とぅとぅみんは、第一印象だけなら「ふわふわしてて、めっちゃいい子」枠に入る。店でもきっと、怒らず、波風を立てず、空気を丸めてくれるタイプ——に見える。

だが彼女はこう断言する。『猫、かぶってます』

 

小5からクラブチームでハンドボール。小6で長崎県代表に選ばれ全国へ。男子に混ざって練習し、顔面にボールが当たって鼻血を出しても続ける。根性の種類が、すでに“めっちゃいい子”のそれじゃない。

 

中学ではハンドボールを続けつつ、生徒会副会長もやる。転校を2回経験し、人見知りが嫌で「前に出る」訓練として学級委員にも手を挙げた。

「誰もやらないなら私がやる。失敗しても誰も怒らないでしょ」

——この合理と開き直りが、とぅとぅみんそのものだ。

 

彼女の“ズバズバ”は、暴言じゃない。関係を壊さないための切断である。高校時代、1年半一緒にいたグループの中に「この人、無理」が発生した瞬間、本人に直接言う。

「ごめん。明日から一緒にいるのやめる」

怖いのは、その後だ。大学でその子と同じゼミになる。気まずくなると思いきや、案外お互いケロッとして、むしろ言い合える関係に更新されていく。

ズバズバ言ったことで関係が終わったんじゃない。ズバズバ言ったことで、関係が“成熟”したのである。

 

中学の生徒会では男子に囲まれて「男好き」「ビッチ」などと陰口を叩かれた。それでも「この状況は変えられない」と割り切り、泣くなら家で泣いて、表ではやるべきことをやる。気にしたら負け。勝手に言っとけ!!

 

たぶん彼女は、いずれ、めっちゃいい子”じゃない方”のキャラを出してくるはずだ。言うと決めたら、ちゃんと相手に届く言い方で言う。ふわふわに見えるのは、優しいからじゃない。余計なところで怒らないように、自分で温度管理しているだけだ。

 

「めっちゃいい子」って便利なラベルを剥がした“じゃない方”のとぅとぅみんに期待する!!

 


 

文/中村修治

有限会社ペーパーカンパニー 代表取締役社長。
1962年近江の地で生まれる。1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかった頃から30年以上も最前線で生きているプランナー。「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。福岡大学の非常勤講師も務める。

ひぐちグループとの関係は創業65周年の時から。以降、ひぐちグループの新CIの開発の総合ディレクションを契機に、週イチたまりばの投稿は、200本に及んでいる。

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