
ひぐちグループで働くヒグチ人をプロライターが深堀りする新企画!
プロが綴る、働く仲間の新たな一面とは?
それぞれの「想い」を知り、繋がりを感じるコラム集。
PEOPLE 25|ケンティー
『ブラボー!!恩返し!!』

ケンティーは、変則的な左利きである。保育園での矯正を経て、字を書くのは右になった。ハサミに至っては、左右どちらでも扱える。だが、サッカーになると、左が生きる。中学から高校までの6年間、“左サイドバック”として走り続けた。
派手なポジションじゃない。点を決めるわけでもない。だが、誰かを走らせるために、自分が走る。守って、繋いで、また走る。そんな役回りだった。その原点にいたのが、サッカー日本代表の長友佑都選手だった。
当時、ケンティーは長距離走が苦手だった。だが、本を読んで驚く。「長友も、もともと走るのが苦手だった」と知る。日本代表で世界を走り回っていた男が、最初から超人だったわけじゃない。その事実に、救われた。“苦手でも、やれるんだ”
それからケンティーは、走る。地味に走る。ちゃんと走る。左サイドバックとは、そういうポジションなのかもしれない。目立つスターではない。でも、サボると全部が崩れる。だから走る。誰かのために、空いたスペースを埋める。
島根・松江出身。神話の国で育った。大学は長崎。コロナ禍ど真ん中の大学生活だった。オンライン授業。思い描いたキャンパスライフは、ほとんどなかった。eスポーツ同好会で、ゲームをして過ごした時間の方が長い。
いまは遊ING勤務。トレカ、eスポーツ、ゲーム。時代が変わる中で、“遊び”の最前線にいる。サッカーゲームでは、かなり強い。オンラインでは上位ランク帯まで行く。もちろん、自分で作るキャラも左サイドバック。どこまでいっても、左サイドバックなのである。笑
休日の楽しみは、ゲームの他には、猫動画を見ること。ばあちゃん家の猫が好きだった。呼んだら来る猫。寄り添う猫。赤ちゃんと猫の動画。ゲームに疲れたら、ぼーっと猫を見る。「飼いたいですね」と言う顔が、ちょっと少年みたいである。
「サッカーで上を目指したいという思いは、自分のためなのかもしれない。でも、僕が目標を達成し、夢を叶えることで、恩返しができる。『恩返しをしたい。恩返しをしなくちゃいけない』そんな感謝の心が僕に力を与えてくれる」と残しているのは、ケンティーが尊敬する長友佑都である。
なんともブラボー!!である。
走り続けるのは、結局、ばあちゃんやみんなへの恩返しなのだよ❤









