謹之助の語り部 episode5
2021.06.15
謹之助の語り部

HIGUCHI GROUP創業者、樋口謹之助の言葉や逸話を、時代を越えて様々な社員が独自の視点で解説する企画「謹之助の語り部」の第5弾です。今回は、樋口謹之助が生涯をかけて達成しようとした想い“企業理念”と、現代に生きる我々の“ミッション・ビジョン”についての解説です。それではどうぞ。

 

今回の語り部 : 営業部長 / 内野 孝博

遊ING事業の創業は昭和62年(1987年)4月とHIGUCHI GROUPの中では後発の業態であり、実に謹之助会長(当時)が63歳の年でした。核となる「レンタル・書籍の複合店」は当時の若者トレンドの最先端であり、エンターテインメント事業の一つとして我が社が参入したことは必然であったのだと思います。この新規事業開発は、HIGUCHI GROUPの特徴的手法の一つである「社内公募」によるものでした。事業開発に若手の柔軟な意見を取り入れるやり方は、現代の先進的企業にも見られるものです。当時より「オープンマインド」と「柔軟性」を社風としていた事がうかがえます。


※1987年に開業した 1号店「蔦屋長崎店」

 

終戦直後の長崎市の惨状を目の当たりにした謹之助会長は「いつの日か、かならず長崎市民に憩いと楽しみを与える商売を始めてみせる。そうして、またもとの活気のある長崎市を復活させるのだ」という強い決意を固めます。そして、企業理念である「大衆に憩いと安らぎを」を最大の事業目的とする当時のHIGUCHI GROUPが力強くスタートしました。

もやし、割烹、遊技場、金融、林業など様々な事業が生まれますが、そこには一貫したお客様への熱い想い≒企業理念が背景として存在します。単なる自分達のお金儲けではない、商売を通じて人々や地域・社会に貢献したいという想いの深さとその実行力には舌を巻きます。

そこにしっかりと共感、行動し、時には謹之助会長に自身の意見をひるまずに述べる社員の姿。謹之助会長をはじめとする先人の当時の「働き方」から我々は多くの事を学べるのではないでしょうか。70周年を迎えたHIGUCHI GROUPに謹之助会長や先人達はどのような想いをお持ちでしょうか。是非、直接伺ってみたいものです。

 

現代における「憩い」とは何か” 

現代における「安らぎ」とは何か

 

今一度我が社の全員が企業理念である「大衆に憩いと安らぎを」を考えてみる必要があります。そして、それを実現する為のビジョンとミッションを、自分達の目標のベースにする必要があります。

 

我々の使命(ミッション)は何か

我々はどうなりたい(ビジョン)のか

 

 

我が社には「企業理念」「企業ビジョン」「事業ビジョン」が存在します。その実現の為に皆、HIGUCHI GROUPに集結しているのだと思います。単なる「お金儲け」の為ではありません。

遊INGも「大衆に憩いと安らぎ」を実現する為に、全員で“新たな出発”を開始しております。一人一人が自ら考え、ミッション・ビジョンを実現する為の「自己目標管理」に挑戦し続けます。

そしてこれからも謹之助会長が生涯を通じて達成しようとした理念、それを受け継いだHIGUCHI GROUPの全員が、掲げたビジョンとミッションの実現に向けて「真実・素直・情熱」をモットーに日々楽しく、ワクワクしながら挑戦し続ける事でしょう!

 

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