くれんねプラスvol.11:第1回ながさき伐木チャンピオンシップ
2021.12.09
OPEN社内報

HIGUCHI GROUP 社内報「KURENNE(くれんね)」の中から、皆様にお届けしたい情報をご紹介致します。担当は編集長の「まっくす」です。よろしくお願い致します。

 

2021年11月27日(土)長崎南部森林組合諫早支所にて、
『第1回 ながさき伐木チャンピオンシップ』が開催され、
真樹フォレスト(株)より本田吉城さん、春田慎也さんが出場!!
チームとして見事、準優勝に輝きました。

(左)本田さん (右)春田さん

ながさき伐木チャンピオンシップは、各林業事業体から選抜された林業現場技術者がチェンソーで伐木等を行い、精度や安全性の技術を競い合うことで林業技術および安全作業の意識の向上を図り、林業の社会的地位向上、林業現場技術者間の交流、新規林業就業者数の拡大等につなげることを目的として開催される競技会です。

約40年前にヨーロッパで初めて大会が開催され、日本でも2014年より2年に1度、青森県にて日本伐木チャンピオンシップが開催されており、今回、長崎県ではじめて県内の林業現場技術者を対象として開催されました。

参加者は11事業体から19名。

参加者は経験年数20年のベテランもいらっしゃいます。本田さんは経験年数4年、春田さんは最年少出場者であり経験年数は3年と、他の出場チームよりも経験年数が少ない中での挑戦となりました。

今大会の競技は2つ。

『伐倒競技』は、15m先の目印にできるだけ近い場所に木を伐倒します。制限時間は5分。安全性を意識しながら、狙った場所への正確な伐倒が求められます。また、伐倒後の退避が重要なポイントとなります。

 

『丸太合わせ輪切り競技』は、2本の丸太を垂直に上下から切り出し、輪切りにします。丸太は地面から7度の傾きがあり、切り出す上下の順番も決められています。山の中では、傾いた状態で木を輪切りにする作業が発生するため、チェンソーの角度を巧みに変えて、垂直に切る技術が試されます。

どちらの競技も、実際の作業現場と同様に安全に意識をして作業を行うことが競技の評価に大きく反映します。

本田さん、春田さんともに確実に点数を重ねて、二人の力を合わせて準優勝を飾りました。

 

大会後、お二人にお話を伺いました。

 

━━真樹フォレストの代表として選ばれた時のお気持ちを教えてください

本田)世界伐木チャンピオンシップをVTRで見たことがあり、そのレベルの高さと素晴らしさに感動しました。長崎で初開催ということで、出られることが嬉しかったです。

春田)自分は経験年数も浅く、自信がなくて…正直、不安でした…。

 

━━実際に大会に参加していかがでしたか?

本田)緊張もしましたが、平常心を保って競技できたと思います。今の実力を出すことができました。

春田)ガチガチになってしまい、普段の作業と競技として行うことの違いを強く感じましたね。

 

━━第2回大会への参加も目指しますか?

春田)今回、個人の力だけではなくて、チームとして得られた準優勝だと思います。これからさらにみんなで技術の底上げを図り、他のメンバーにも経験していただけたらと思います。

本田)次回は予選会も開催される予定とのこと。全体のレベルも上がると思います。自分がもう一度挑戦したい気持ちもありますが、若い年代の方たちの経験にしてほしいという思いもあります。
また、次回は皆さんに応援に来てもらえたら嬉しいですね。森林事業に興味を持ってくれる方が増えて、業界自体が元気になっていくことを期待したいです。

 

━━これからも真樹フォレストの皆さんの活躍を期待しています!
ありがとうございました。

 


 

準優勝という嬉しい気持ちが伝わってきたことはもちろんですが、
「森林事業に興味を持ってもらうきっかけになれば」
「ながさきの森林事業がさらに活性化してほしい」
という業界全体の将来を見据えているお二人の姿が印象的でした。

編集・ライティング /  まっくす(広報室)

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