くれんねプラスvol.23:真樹フォレスト(株) 実技研修で安全を学ぶ。~林業従事者の安全を守るために~
2023.08.08
OPEN社内報

HIGUCHI GROUP 社内報「KURENNE(くれんね)」の中から、皆様にお届けしたい情報をピックアップ!
今回は真樹フォレスト㈱で行われた「安全研修会」をご紹介します。
担当は編集長の「まっくす」です。

 

 

林業を専門とする真樹フォレスト株式会社が、2023年8月2日に従業員の安全意識向上を図るための安全研修会を開催しました。林業は危険を伴う仕事で、商品の品質向上と同様に、安全性の向上が求められます。

▼ 真樹フォレスト㈱が管理している森林

 

研修では、長崎県県央振興局・長崎県林業公社の方にご協力いただき、安全講演と安全技術実技実践会を行い、実際に体験しながら安全な作業方法を学びました。

研修会が行われたのは8月2日。真夏の太陽が照りつける中、9時30分から研修が始まりました。長崎県県央振興局の方による安全講演では、防護服着用の重要性や、チェーンソーを持つ際の正しい姿勢を水準器を使って教えていただきました。

▼ 長崎県県央振興局の方による安全講演。

 

講演のあとは、「安全技術実技実践会」です。今回実践する項目は「伐倒」と「丸太の合わせ輪切り」の2つです。まずはじめに安全ポイントの説明や指導員による実技実践実演が行われました。ペナルティとなる一般安全ルールは、「指定の安全器具を装着していない」「チェーンソーのエンジンをかけた状態でブレーキをかけずに移動した」等、8項目が挙げられます。普段の作業から安全に気を付けているとはいえ、安全ポイントを言葉や実演で学ぶ機会はほとんどないため、受講者は真剣な表情で見入っていました。

▼ 安全ポイントの説明を受ける受講者。

 

▼ 指導員による実技実践実演「伐倒」。

 

お昼休憩をはさみ、午後からはいよいよ受講者による実践会です。

実践会を始める前に、チェーンソーの状態チェックと安全装具チェックを行います。ここをクリアしないと実践会に参加することはできません。

▼ 安全装具のチェックを受ける受講者。

 

実践会は受講者9名が4班に分かれ、「伐倒」と「丸太の合わせ輪切り」を2回ずつ行います。作業の加点ポイント、ペナルティ(減点)ポイントのチェックが行われ、総合得点を出します。

 

「伐倒」

伐倒の加点ポイントは、伐倒のズレが少ないこと、受け口の深さや角度等です。正確性が求められます。18項目ある減点ポイントに注意を払いながら、慎重に作業を進めます。

▼ 安全かつ正確な伐倒に挑戦。

 

▼ 受け口の状態を計測。 

 

「丸太合わせ輪切り」

加点ポイントは切りだしの角度や、切断面に段差を作らないことです。こちらもペナルティポイントに気を付けながら、丁寧に作業を行いました。作業後はその場で、指導者からアドバイスをもらいます。

▼ 円板の厚みは30~80㎜の範囲におさまるように。

 

▼ 作業ポイントに基づき、丁寧に測定。

 

▼ 作業を終えて、その場で指導者よりアドバイス。

 

今回の実践会では自身の安全性を理解するためにポイント制を用いました。自身の作業を細かく見直すいい機会になったことと思います。暑い中での研修で、とても疲れたと思いますが、そのような中でも生き生きと作業を行う受講者の皆さんの笑顔が印象的でした。

▼ 学ぶことを楽しみ、笑みがこぼれる受講者。 

 

真樹フォレスト㈱は、研修を通して、安全意識を高め、安全な作業に取り組むことができる従業員を育成することで、これからも林業における安全を守っていきたいと考えています。

▼ 全ての研修を終え、記念撮影。皆様お疲れ様でした。

 

真樹フォレスト㈱のお仕事を詳しく知りたい方はコチラ↓
真樹フォレスト㈱ホームページ


 

編集・ライティング / HIGUCHI GROUP広報室

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