先日開催された『2025 ながさき伐木チャンピオンシップ』に、私たちHIGUCHI GROUPの林業部門「真樹フォレスト株式会社」が出場しました。当日は温かいご声援をお送りいただき、誠にありがとうございました。
△ HIGUCHI GROUP出場選手2名(左から)江頭さん、山口さん
当日の午前中はあいにくの雨。競技はぬかるんだ地面という厳しい状況で始まりました。
△ あいにくの雨で幕を開けた「ながさき伐木チャンピオンシップ」。ぬかるんだ地面が、これから始まる競技の厳しさを物語っていました。
悪天候が試す、林業の基本動作
特に、高い精度が求められる「伐倒競技」では、悪天候が選手たちの技術に大きく影響します。
足元が滑れば体の軸がぶれ、それが僅かな狙いのズレに繋がるからです。また、林業の安全における基本動作である、伐倒後の素早い「退避」。見ていると簡単なようですが、ぬかるんだ地面ではその一歩が非常に重要になり、選手たちの慎重な動きにこちらまで緊張が伝わってきました。
派手な技だけでなく、こうした地道な基本動作がいかに重要か、改めて感じさせられる光景でした。
△ 降りしきる雨の中、静かに集中力を高めるHIGUCHI GROUPの選手。その真剣な眼差しから、競技の張り詰めた空気が伝わってきます。
挑戦から得たもの
午後からは天候も回復し、会場の雰囲気も一層活気づきます。選手たちも最後まで集中力を切らすことなく、チームで声を掛け合いながら競技に臨みました。
△ 天候が回復した午後の競技。選手たちの集中力は最後まで途切れることなく、「丸太合せ輪切り競技」でも、果敢に丸太へ挑む姿が印象的でした。
結果として入賞には届きませんでしたが、この挑戦を通して選手たちが得たものは大きかったようです。悪条件を乗り越えた自信、プレッシャーの中で挑んだ経験、そしてチームの結束。取材を通して、その確かな手応えが伝わってきました。
△ すべての競技を終えた選手たち。入賞は逃したものの、その表情は確かな手応えと達成感に満ちていました。
選手たちの声
今回、厳しい戦いを終えた選手2名に話を聞きました。
— 江頭選手(写真左) — 今回は入賞には至りませんでしたが、林業のことを皆様にお伝えできる機会を得て非常に嬉しい限りです。また競技に参加された方々のレベルが高く、道のりは長いと感じた次第です。大会を通して自分自身の技術向上や正確性を上げるポイントなどを学ぶことができて非常に良い経験となりました。
興味がある方やもし出場してみたいと思われる方はぜひ真樹フォレ
— 山口選手 (写真右)— 大会への参加が決まってからは、現場の仕事でも伐倒方向の精度に気をつけていました。また、練習会では他の事業体の方たちとの交流を深めながらアドバイスを頂きました。安全、精確に伐倒や丸太切りをするための知識や技術を本番前から勉強させていただき感謝しています。この経験を普段の仕事でも活かして、自分も相手も怪我しないように注意していきたいと思いました。また、新しく真樹フォレストに入って来る方たちの手本となれるように精進していきたいと思います。
この経験を、未来の森づくりへ
今回の経験を糧に、私たちHIGUCHI GROUPは、これからもプロフェッショナルとして長崎の森林と真摯に向き合い、より高いレベルの安全と技術を追求してまいります。
編集・ライティング / HIGUCHI GROUP 広報部