文/中村修治
企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え
ナイナイづくしの夏が真っ盛り!!
大学1年の最初の英語の授業。始業ギリギリに教室に飛び込んだワタシは、当然のように、イチバン後ろの空いている席に座った。
一事が万事である。それからの大学生活は、イチバン後ろの席である。居ても居なくても一緒だから授業に出ない。大学の友達といえば、後ろの方の席に座るやつばかりなのでロクなものじゃない。もうダマばかりである。ダマが集まってゴロゴロするばかりである。(笑)
あの大学1年のときに、席替えを毎回やってもらったら、もうちょっとバラ色の大学生活があったはずである。甘えてるんじゃないよって話だが、そう思う。
席は、怖い!
席は、体を表す!
社会人になったら、その席の取り合いをするわけである。
席替えをできないようにするのが派閥競争なわけである。
ペーパーカンパニーなんて名の会社の社長の席は、いまや何処にもない。
甘えているうちに、出世競争にも乗り遅れた。
社会のどこにも席がないまま還暦である。
来月の半ばには、お盆の帰省なのだけれど、、、
帰る家も、いまはない。
田舎の長男の席もない。
ナイナイづくしの夏が真っ盛りである。