文/中村修治
企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。
階段を考えた人ってすごい…
例えば、階段が無い原始時代にタイムトラベルしたとする。断崖絶壁の前で神様に「上まで登って来い」と言われたらどうしますか?多分みんなロッククライミングしだすと思う。
ロッククライミング途中で何人もの男が力尽き落下し、村が怪我人で溢れ返るようになったそんなある日、誰かが言ったのだと思う。
「ちょっとずつ登ればいいんじゃない?こう、膝くらいの高さを登るってのを繰り返すというか」と。この発想、相当凄いと思う。ノーベル賞もの。普通「上まで来い」と言われたら垂直に体を持ち上げることしか考えないはずだ。その中でのこの発想。元祖“急がば回れ”だ。すごすぎる。
もしも自分がタイムスリップした場合のためにも、この感動を忘れないようにしたいと思う。
あと、既に階段のある時代だったら螺旋階段を発明して、
おしゃれリーダーになることも忘れないようにしたいと思う。
世の中は、ホント、凄いことばかりだ。
すげぇことが当たり前になっていくのが社会だ。
イノベーションへのまなざしとはそういうことだ。