週イチ「たまりば」No.127 階段を考えた人ってすごい…
2024.03.14
週イチたまりば

 

文/中村修治

企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。

 

階段を考えた人ってすごい…

 

例えば、階段が無い原始時代にタイムトラベルしたとする。断崖絶壁の前で神様に「上まで登って来い」と言われたらどうしますか?多分みんなロッククライミングしだすと思う。

 

ロッククライミング途中で何人もの男が力尽き落下し、村が怪我人で溢れ返るようになったそんなある日、誰かが言ったのだと思う。

 

「ちょっとずつ登ればいいんじゃない?こう、膝くらいの高さを登るってのを繰り返すというか」と。この発想、相当凄いと思う。ノーベル賞もの。普通「上まで来い」と言われたら垂直に体を持ち上げることしか考えないはずだ。その中でのこの発想。元祖“急がば回れ”だ。すごすぎる。

 

もしも自分がタイムスリップした場合のためにも、この感動を忘れないようにしたいと思う。

 

あと、既に階段のある時代だったら螺旋階段を発明して、
おしゃれリーダーになることも忘れないようにしたいと思う。
世の中は、ホント、凄いことばかりだ。
すげぇことが当たり前になっていくのが社会だ。
イノベーションへのまなざしとはそういうことだ。

 

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