週イチ「たまりば」No.131 令和のロマン!? 
2024.04.11
週イチたまりば

 

文/中村修治

企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。

 

令和のロマン!?

 

昭和の漫才師は、師匠に師事して、芸を学んだ。

平成の漫才師は、お笑い養成校で、笑いを学んだ。

令和の怪物たちは、大学のお笑いサークル出身が多い。

 

博多大吉さんが

M-1グランプリの潮目が変わったと…

そんなことをPodcastで語っていた。

 

大学のサークルで、4年間、共にお笑いを語る。

ネットに流れる大量の漫才をチェックしながら分析する。

校内イベントなら、会場費無料で新作を次々試せる。

観衆を集める苦労=出費もさほどない。

高速でPDCAを回して、

仲間たち同志で芸を磨き上げられる。

師匠たちの怖い顔もない。

派閥もない。

ネットで大量のチェック&分析ができるから、、、

新しい漫才の間システムも作ることができる。

“令和のロマン”が結実したのが、昨年のM-1グランプリである。

 

お笑い養成校第1期卒業生であるダウンタウンの松っちゃんが休業を宣言した2024年。

令和のロマンには、品行方正という才能が必要なのだと思う。

真面目で、良い人という、欠くことのできないセンスが…。

 

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