文/中村修治
企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。
#ラジドラ50の原点は、34年前!?
先週、34年前ワタシを芝居の世界に引き摺り込んだ某女子から、人生の整理中ってことで、こんな画像が送られて来た。32年前のGWに、箱崎の浜に、300人収容のテントを張ってやった時のスナップだ。
痩せてる。
その気になってる。
他人が書いた台詞を叫んでいる。
この芝居の稽古の最中に、尾崎豊の訃報が届いた。
ワタシは、
まだ20代のサラリーマン。
会社を辞めたいと足掻いていた頃。
やさぐれていた。
仕事上のクソ面白くない想いを
こうやって紛らわせていた。
この公演のあとに、
会社を辞めると伝えた。
“この支配からの卒業”だ!
テントをみんなで張ったけれど
ワタシは、その肉体労働が苦手だった。
素人だもの芝居だってうまいはずがない。
何も満足に出来ないお詫びの代わりに、
稽古の度に、幕間のコントを仕込んで
芝居仲間を笑わせることだけはやっていた。
それが高じて現在がある。
あれからずっとアンダーグラウンド。
無駄なことだけが生涯価値になっている。
#ラジドラ50の企画の原点は、実は、ここ。
こういうのだけは”卒業”できない。