週イチ「たまりば」No.139 #ラジドラ50の原点は、34年前!?
2024.06.13
週イチたまりば

 

文/中村修治

企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。

 

#ラジドラ50の原点は、34年前!?

 

先週、34年前ワタシを芝居の世界に引き摺り込んだ某女子から、人生の整理中ってことで、こんな画像が送られて来た。32年前のGWに、箱崎の浜に、300人収容のテントを張ってやった時のスナップだ。

痩せてる。
その気になってる。
他人が書いた台詞を叫んでいる。
この芝居の稽古の最中に、尾崎豊の訃報が届いた。

ワタシは、
まだ20代のサラリーマン。
会社を辞めたいと足掻いていた頃。
やさぐれていた。

仕事上のクソ面白くない想いを
こうやって紛らわせていた。

この公演のあとに、
会社を辞めると伝えた。
“この支配からの卒業”だ!

テントをみんなで張ったけれど
ワタシは、その肉体労働が苦手だった。
素人だもの芝居だってうまいはずがない。
何も満足に出来ないお詫びの代わりに、
稽古の度に、幕間のコントを仕込んで
芝居仲間を笑わせることだけはやっていた。

それが高じて現在がある。
あれからずっとアンダーグラウンド。
無駄なことだけが生涯価値になっている。

#ラジドラ50の企画の原点は、実は、ここ。
こういうのだけは”卒業”できない。

 

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