週イチ「たまりば」No.144 ワタシが感情的に怒らない理由。
2024.07.18
週イチたまりば

 

文/中村修治

企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。

 

ワタシが感情的に怒らない理由。

 

 

感情的になっても、その相手は、大概言うこと聞かない。それは「感情的になる」という有用性を相手に与えたくないからです。そんなもんで他者を制圧できる癖をつけたらつけあがります。その内容がどんなに正しくて、自分が悪くても、お前の言うことは、聞きたくない。お前みたいには、なりたくない。この立場をいつまでも利用して欲しくない。そう思っているからです。

 

いつもガミガミと感情的に怒鳴って、いつも俺の言うことを誰も聞かないと愚痴っている偉い人たちは、学習した方がいいですよね。感情的に怒っても事態が変わらないのは、お前ごときに支配されたくないという現実だと。

 

ワタシは、話せばわかると思ってないし、わかった!!という回答のわかってなさとか、言えば変わることなんて、そんなんやったら、もう変わっているだろう!?とか、考えているのは、確かです。他者への期待なんてせいぜい1割くらい返って来たら御の字だとも、口癖みたいによく言います。

 

そうやって声を荒げることがないワタシに対して、家庭では、30年以上連れ添っているカミさんは「貴方は、冷たい」と。15年以上一緒にやっていた会社のスタッフからは「中村さんは、ズルい」と。

 

感情的になる人の前で、ワタシはいつも思います。

一生そのままでいいのか!?と!?

 

ある意味「そのままで一生暮らせ」と思っています。でもね、カジュアルに見放しているわけじゃないんです。待っているというのに近いのかもしれません。待ってても来ないものは来ないということかもしれないけど、議論をせず、じっと待ちます。

 

 

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