文 / 中村修治
企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。
ワタシは、人生の半分を損しているのか!?
お酒が飲めない。
酒席で必ず言われる。
人生の半分、損しているね。
ワタシの人生の半分を、お前に測っていただきたくはない。
酒を飲まないと本音が言えないという、あなたに論じていただきたくない。
ワタシは、
プレゼンでのクサイ台詞のすべても、
プロポーズも、
口説き文句も、
Kissの懇願も、
酒の力を借りたことなどない。
人生の全部が素面である。
そんな人生に泥酔している。
でもね、ときどき、酔っ払いが羨ましくなるのだよ。
言ったことのすべてをケロッと忘れているなんて平気で言いたい。
数割り増しのここだけの話をしてみたい。
友達の友達は、みな友達のフリをしてみたい。
酒の勢いでアイツのことをクソミソ言いたい。
彼の娘のオッパイを凝視してみたい。
陰謀論を徹夜で語り明かしたい。
慣れないハイタッチをしてみたい。
元カノに電話をしてみたい。
幽体離脱もいいな。
ゲロって介抱されるってどんなだろう!?
朝になったら、裸の女の子が寝てたりしてビックリもしたい。
えっ!?
あっ!!
人生の10割を損している・・・。