文/中村修治
企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。
“角度”のマーケティング!?
Apple Storeの店舗では全世界共通の1つの重要な決め事がある!
それは、ノート型パソコンの開いている角度。
開いた時の角度を76度とルール化しているそうだ。
興味を持って商品の真正面に立った時に、
少しだけディスプレイが見にくい。
個人が手で触って見やすい角度に調整する←これが狙い!
お客さんにパソコンに触わってもらうための76度。
『人は触ったものには恐れを抱かない』という哲学の実践であるわけだ。
企画の「企」は”人”が”止”まると書く。
目が止まる。
足が止まる。
心が止まる。
そして、
手に取るまでが企画そのものである。
触ってもらうまでの広告と商品と店舗と展示の角度。
まだまだ、考え尽くしていないなぁと…反省している。