週イチ「たまりば」No.171 人類のアップデートとは!?
2025.03.06
週イチたまりば

 

文/中村修治

企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。

 

人類のアップデートとは!?

 

先週は、某企業の年イチの行事に参加。10組のチームに分かれて、現状マーケティングサービスの「アップデート」を考えるってテーマのアイデアプレゼンに、審査委員長って立場で参加。最年長のお役目を果たしてきた。

 

各チーム、ユニークなアイデアが続々。

日常の業務とは違う脳みそを使う時間はオモロい。

みんなちゃんと考えている。

素晴らしい!!

 

 

しかし、ひとつだけ最後に言わせていただいた。

アップデートとは、付加価値を付け加えていくことだけか!?

その”盛り込む”ことの方向だけがアップデートか!?と。

スペインの「バレンシアの火祭り」をご存知か!?

みんなで作った人形を最後に燃やして終焉。

サイコーに感動するカタルシスは、成果を燃やして訪れる。

日本の祭りにも、こんなものが多い。

 

人類の文化のアップデートは、

既知のものを壊したり、燃やしたりした結果である。

付け足す!!盛り込む!!とは、逆の方向にある。

 

これからのマーケティングは、

燃やしたり、

削ったり、

遺すことだと考えているとワタシは、思う。

 

 

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