文/中村修治
企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。
人類のアップデートとは!?
先週は、某企業の年イチの行事に参加。10組のチームに分かれて、現状マーケティングサービスの「アップデート」を考えるってテーマのアイデアプレゼンに、審査委員長って立場で参加。最年長のお役目を果たしてきた。
各チーム、ユニークなアイデアが続々。
日常の業務とは違う脳みそを使う時間はオモロい。
みんなちゃんと考えている。
素晴らしい!!
しかし、ひとつだけ最後に言わせていただいた。
アップデートとは、付加価値を付け加えていくことだけか!?
その”盛り込む”ことの方向だけがアップデートか!?と。
スペインの「バレンシアの火祭り」をご存知か!?
みんなで作った人形を最後に燃やして終焉。
サイコーに感動するカタルシスは、成果を燃やして訪れる。
日本の祭りにも、こんなものが多い。
人類の文化のアップデートは、
既知のものを壊したり、燃やしたりした結果である。
付け足す!!盛り込む!!とは、逆の方向にある。
これからのマーケティングは、
燃やしたり、
削ったり、
遺すことだと考えているとワタシは、思う。