文/中村修治
企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。
選挙の前と選挙の後で…。
詩人の辺見庸さんは、
こんなことを講演でおっしゃっている。
”われわれはひとりひとり例外になる。
孤立する。
例外でありつづけ、
悩み、
敗北を覚悟して、
戦いつづけること。
これが、じつは深い自由だと
私は思わざるをえません。”
選挙なんて馬鹿らしいと思うのは当たり前である。
選挙に行ったって大きくは変わりはしないのである。
でも、無力はわかっていて戦い続けている人もいるのも確かなことである。選挙は、まともな大人であるならそんな「深い自由」を味わうべき機会なのである。
老いた政治家たちや選挙制度にあきらめを感じているなら、
それを味わい尽くす覚悟を、投票という行動で示すべきである。
投票というのは、お金や利権で動く組織票を尻目に
“われわれはひとりひとり例外になる”という覚悟の表出である。
そんな想いで、今回の参議院選挙2025に行った。
開票がはじまると、いきなり山が動いていた。
ポピュリズムにのって、例外がはじまった。
国民の覚悟の上なら、ヨシ!!
深い自由を味わおうではないか…。