週イチ「たまりば」No.195 “謙虚さ”とは、自由の礎です。
2025.10.02
週イチたまりば

 

文/中村修治

企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。

 

“謙虚さ”とは、自由の礎です。

 

「芸人ちゅうのはなんや言うたら落ちこぼれ人間ですよ。社会のはみ出しもん。
アウトロー。いわば暴◯団と一緒ですから。我々とヤ◯ザは一緒。」

 

「できるだけ楽したい。みんなと一緒のことはしたくない。それでいてチヤホヤして欲しい。お金はようけ貰いたい。ほとんどこういう考えの人間が芸人とヤ◯ザになるんですね。ただ、向こうは腕が達者でこっちは口が達者やったいうだけでね。」

上岡龍太郎さんの言う通りである。

 

落ちこぼれ。チヤホヤされたいだけ。いつでもはみ出しもの。後ろから走っているという”謙虚さ”が芸人の人気という幅を広げていくものだと思う。

他人にマウントをとったら、その位置が固定化されてしまう。

芸人さんが視聴者を素人呼ばわりしたら、その時点で、笑えなくなる。

謙虚でいることは、自由であるということ。
“謙虚さ”とは、自由の礎だと思う。

自分なんて碌なものじゃない!!
自省する毎日の中にしか、自由は生まれないと考えている。

 

 

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