文/中村修治
企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。
苦しむーーも社会貢献!?
ビジネスは、
失敗をゼロにするように最適化していくことではない。
成功も成長もしないビジネスなんてやっている意味がない。
新規の事業なら、なおさら…。
ゼロをイチに転換していくのは、苦難ばかり。
「痛がる」「苦しむ」「悔しがる」仲間とともに前進するしかない。
でもね、
その姿も、社会貢献だよ、きっと!!
失敗はしないけれども、
成功もしない、
そんなのは、ビジネスではない。
“電気ショックを何度も与えられているネズミを隣で観察したネズミは、不安定な行動を示し、恐怖におののきます。しかし、苦痛からの回復は早くなります。共感によって、むしろタフになるのです。(…)
痛がる、苦しむーー。これを見た他者は、このサインを無駄にせず、有効活用することができます。「苦痛を表に出す」ことは社会的な意味があります。そう。「痛がる」は、社会貢献なのです。” from 池谷裕二『すごい科学論文』