
ひぐちグループで働くヒグチ人をプロライターが深堀りする新企画!
プロが綴る、働く仲間の新たな一面とは?
それぞれの「想い」を知り、繋がりを感じるコラム集。
PEOPLE 22|おじいちゃん娘さん
『アッパラのパー!』

おじいちゃん娘は、自称アッパラパーである。学生時代は、 “ダメ生徒”。授業をサボってトイレでしゃべる。就職活動もしない。「なんとかなるやろ」で生きていた。
実際、なんともなっていなかった。笑
高校3年生のとき、みんなが進路を決めていく中で、ひとりだけ何もせず&動かず…。先生に「頼むから1社だけでも受けろ」と言われ、ちゃんと受けてみて、その1社も見事に落ちる。正真正銘のアッパラのパーっぷりである。
だが——人生は、そこから急に“現実”を連れてくる。子どもができた。育てることになった。逃げられない日常が、始まった。
ここで彼女は、変わる。いや、正確に言えば——“変えられる”。自分のためではない。子どものためである。遅刻しない。働く。ちゃんとする。それまでの「なんとかなる」は、「なんとかする」に変わった。
面白いのは、彼女は今でも自分を“アッパラパー”だと思っていることだ。数字は苦手。推しもない。ハマるものもない。どこかフワフワしている。
だが、彼女は知っている。ちゃんとしている人間とは、最初からちゃんとしている人のことではない。何度もズレながら、何度も戻ってくる人のことだ。
おじいちゃん娘は「今が一番ちゃんとしてる気がします」と宣う。それは、到達ではない。
“軌道修正の途中”である。
おじいちゃん娘であるから、ご先祖様を大事にする。神社が好き。「最愛なるじいちゃんが見ている」「お天道様に見られている」という感覚を大事にしている。それは宗教などではなく、“背筋を伸ばすための感覚”だ。小さい頃から大好きだったおじいちゃんが見ている気がするから、最後の最後は、絶対に逸れすぎない。戻ってこられる。ちゃんと生きている。
“アッパラパー”とは、俗に「能天気でお調子者」といった意味で使われるコトバ。
”アッパラのパーのおじいちゃん娘”のまわりは、いつも快晴だ!!
お天道様とおじいちゃんが、いつもニコニコと見守っているからね。
文/中村修治
有限会社ペーパーカンパニー 代表取締役社長。
1962年近江の地で生まれる。1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかった頃から30年以上も最前線で生きているプランナー。「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。福岡大学の非常勤講師も務める。
ひぐちグループとの関係は創業65周年の時から。以降、ひぐちグループの新CIの開発の総合ディレクションを契機に、週イチたまりばの投稿は、200本に及んでいる。









