
ひぐちグループで働くヒグチ人をプロライターが深堀りする新企画!
プロが綴る、働く仲間の新たな一面とは?
それぞれの「想い」を知り、繋がりを感じるコラム集。
PEOPLE 32|バイクナガサキバイクさん
『天晴れ天職! 羨ましいぞ!!』

バイクナガサキバイクさんは、
“好き”から逃げなかった天晴れな男である。
大学は関東。なんとなく進学し、なんとなく就職。家電量販店みたいな販売系の会社に入った。だが、働いてみると、どうにも合わない。肉体的にもキツい。精神的にも、なんか違う。そんな時、長崎の実家から「帰ってこい」と声がかかる。本人も、どこかで限界だったのだと思う。戻ってきて、とりあえず就活までの“つなぎ”で始めたアルバイト。それが、遊INGだった。
……ところが、この“つなぎ”が、人生そのものになった。彼は、トレーディングカード担当になる。異常にハマる。いや、もともとハマっていた。小学生の頃から、コロコロコミック片手にカードを集め、中高生になっても遊び続け、大学生では本格化。つまり、人生のほとんどを、トレカと一緒に生きてきた。
普通、大人になると「そんなもの卒業しなさい」と言われる。だが、この男は違った。卒業せず、そのまま職業にしてしまった。しかも、本人はまったく隠さない。「働いてる場所もトレカ。仕事終わって遊ぶのもトレカ。休みの日も、他社のカードショップを見に行く」。もう、完全に浸かっている。裏も表も、全部トレカなのである。笑
しかも面白いのは、本人がこれを“危険”だと思っていないことだ。「一番好きなものは仕事にしない方がいいって言うじゃないですか。でも、自分は全然それでいいと思ってるんですよね」……強い。めちゃくちゃ強い。
世の中には、“好き”を仕事にした瞬間、嫌いになる人もいる。だが彼は違う。好きだから、もっと知りたい。もっと集めたい。もっと遊びたい。もっと強くなりたい。その熱量のまま、仕事まで回っている。
カードゲームの世界は、実は“動く将棋”みたいなものだと彼は言う。将棋はルールが変わらない。だが、トレカは毎月“新しい駒”が増える。しかも、その駒の性能が、急に斜めに動いたり、空を飛んだりする。だから環境が変わる。戦略も変わる。情報も更新される。つまり——終わりがない。
バイクナガサキバイクは、これが”天職”だと言い切る!!
好きに人生を乗っ取られ男に会えると、こちらもハッピー!!
こういうやつが天を味方にする!!
天晴れである!!
文/中村修治
有限会社ペーパーカンパニー 代表取締役社長。
1962年近江の地で生まれる。1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかった頃から30年以上も最前線で生きているプランナー。「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。福岡大学の非常勤講師も務める。
ひぐちグループとの関係は創業65周年の時から。以降、ひぐちグループの新CIの開発の総合ディレクションを契機に、週イチたまりばの投稿は、200本に及んでいる。









