PEOPLE 31|ブラーさん 『人生、下から見るか!?真横から見るか!?』
2026.06.26
シン・従業員紹介「HOME ROOM」

 

ひぐちグループで働くヒグチ人をプロライターが深堀りする新企画!
プロが綴る、働く仲間の新たな一面とは?
それぞれの「想い」を知り、繋がりを感じるコラム集。

 


 

PEOPLE 31|ブラーさん

『人生、下から見るか!?真横から見るか!?』

 

ブラーは、ちゃんとしている。ちゃんと働く。ちゃんと単位を取る。ちゃんと卒業する。ちゃんと結婚する。ちゃんと家族を養う。18年間、ひぐちグループで働き続けている。


だけど…「何を勉強したか覚えてない」。これぞ、経済学部アルアルである。真面目に勉強していたわけではない。ただ、単位だけは落とさない。「親に怒られるから」「一人だけ卒業できないのは嫌だから」。つまり、“ちゃんとした人”というより、“ちゃんと着地する人”なのである。

 

大学時代にハマったのは、岩井俊二監督の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』。さらに、オザケン、フリッパーズ・ギター、スチャダラパー。完全に“90年代サブカル男子”である。しかも、リアルタイム世代ではない。少し前の時代を、あとから掘り返して好きになるタイプ。「なんか、おしゃれだなと思って」と本人は言うが、その距離感が、もうすでにブラーっぽい。

 

ちなみに、そんな映画や音楽のソースは、遊ING。主に、邦画とエロビデオを借りていた。ジャンルは“家庭教師もの”。この辺りの絶妙な生活感が、とてもいい。笑

 

現在は、ひぐちグループの不動産を扱うお仕事に従事。社内では転勤者の部屋探しや引越し手配も長年やってきた。「変な部屋に入れられた」と恨まれながら、それでも、なんとか収める。人の生活の“間”を整える仕事を、ずっとやっている。

結婚は、社内恋愛。まるみつ時代、一緒の店舗で働いていた奥さんと結婚。いまは3歳の息子がいる。家族で遊びに行くのが幸せ。でも、日曜日は翌日の仕事が気になる。夕方5時までには帰りたい。渋滞すると不機嫌になる。「あと1時間早く出てれば…」と悔やんでしまう。

 

こういうタチだから——“お金のことが不安”なのだという。自称・浪費家なのだ。服を買う。外食する。気づけば、お金が減っている。「18年働いてる人の平均より、自分はお金残ってないタイプだと思う」。毎月、奥さんと口座残高を共有している。夫婦で家計を確認しながら、「大丈夫かなぁ…」と不安になる。なんとも小市民的で、なんとも愛おしい。

 

人生を、“真正面”から生きている人ではない。

かといって、“下から見るような皮肉屋さん”でもない。

ブラーは、
人生を、 “真横から”見ている。

だから、大騒ぎもしない。破滅もしない。
ひぐちグループ中でも、家庭でも、ちゃんと伴走できている。

人生そのものは、

その人の見る角度であって、
それぞれに違って見えるものなのだ。

 


 

文/中村修治

有限会社ペーパーカンパニー 代表取締役社長。
1962年近江の地で生まれる。1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかった頃から30年以上も最前線で生きているプランナー。「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。福岡大学の非常勤講師も務める。

ひぐちグループとの関係は創業65周年の時から。以降、ひぐちグループの新CIの開発の総合ディレクションを契機に、週イチたまりばの投稿は、200本に及んでいる。

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