
ひぐちグループで働くヒグチ人をプロライターが深堀りする新企画!
プロが綴る、働く仲間の新たな一面とは?
それぞれの「想い」を知り、繋がりを感じるコラム集。
PEOPLE 44|ナツキさん
『離婚は、二度。結婚は、三度。趣味は、パン屋巡り。』

ナツキさんは、ひぐちグループ歴33年。19歳で入社して以来、ずっとパチンコ業界を見てきた。そんなベテラン漢の休日の楽しみを聞いてみたら…「パン屋巡りです」笑
パン屋!?この漢から、まさかそんな可愛らしい言葉が出てくるとは思わなかった。しかも、かなり本気である。ネットで店を探し、県境を越えてでも買いに行く。まず食べるのは「塩パン」。塩パンが美味ければ、ほかのパンもだいたい美味いという独自の理論を持っている。次にカレーパン。油がギトギトしていたら失格。パン屋を見極める基準は、かなり明確なのである。
ところが——人生の相手を見極める方は、なかなか難しかったらしい。離婚は、二度。結婚は三度。最初の結婚は21歳。三か月付き合って、そのまま結婚した。三年ほどで離婚。十年ほど経って二度目の結婚。こちらも八年ほどで離婚。そして現在、三度目の結婚生活を送っている。
今の奥さんは36歳。16歳差。そして奥さんのお母さんは60歳くらい。つまり義理のお母さんと、自分の年齢がかなり近い。そりゃ、お義母さんも複雑である。笑
しかも奥さんとは20代の頃から約10年付き合った。「俺はもう二回結婚したから、絶対結婚せん」と言い続けていたのに、人生とは分からない。50歳で三度目の結婚。そして、娘が生まれた。もうすぐ2歳。もう、ほとんど孫である。
若い頃は、かなりモテた。本人いわく「時代が良かった」。いやいや、時代だけでは説明できないほどモテていたらしい。高校時代はバイクに夢中で、ちょっとやんちゃで、ちょっと男前。まあ、そりゃモテる。そんな男が半世紀を生き、二度離婚して、いま何をしているのか。妻と幼い娘を連れて、パン屋を巡っている。なんだ、この着地は!?
塩パンは、シンプルだから店の実力が分かるという。
人生も案外、最後に残るのはシンプルなものなのかもしれない。
嫁さんと、娘と、パンと、コーヒー。
離婚は、二度。
結婚は、三度。
そして今日も、塩パンはひとつ。
今度こそ、末永くお幸せにやってくれ!!
文/中村修治
有限会社ペーパーカンパニー 代表取締役社長。
1962年近江の地で生まれる。1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかった頃から30年以上も最前線で生きているプランナー。「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。福岡大学の非常勤講師も務める。
ひぐちグループとの関係は創業65周年の時から。以降、ひぐちグループの新CIの開発の総合ディレクションを契機に、週イチたまりばの投稿は、200本に及んでいる。










