
ひぐちグループで働くヒグチ人をプロライターが深堀りする新企画!
プロが綴る、働く仲間の新たな一面とは?
それぞれの「想い」を知り、繋がりを感じるコラム集。
PEOPLE 43|キャミーさん
『出鱈メンズ見参!!』

キャミーは、仕事はちゃんとしている。入社12年目。お店ではリーダーとして開店も任される。お客様対応もちゃんとする。怒られてイラッとしても言い返さない。社会人として、ちゃんと生きている。
問題は、仕事が終わってからである。家に帰る。酒を飲む。動画配信サービスを観る。しかもお気に入りは、洗車動画である。白いクラウンに乗っているキャミーは、ちょっとギャルっぽいお姉さんが車を洗っている動画を眺めながら、レモンサワーかハイボールを飲む。「車を見れるのと、可愛いなと思いながら見るのがいい」らしい…。
基本、ゆるい。いや、ゆるいというより、ちょっとズレている。転勤してきて電気代の支払い方法がよく分からず、そのまま放置。「払わないと解約します」という通知が来て、初めて「え!?」となる。金がないわけではない。ただ、払っていない。
車のペダルを交換しようと思った日は、外は土砂降りだった。普通の人なら雨が止むのを待つ。キャミーは待てない。ズブ濡れになりながらペダルを付け替える。
そして極めつけは、人とまっすぐ歩けない。二人で並んで歩いていたはずなのに、右にいたと思ったら、いつの間にか左にいる。本人も理由は分からない。無意識である。右を歩いていたら、いつの間にか左を歩いている。これが、キャミーである!!笑
大学受験に失敗した。でも浪人はしたくない。専門学校へ行き、そこから大学へ編入した。学生時代にはうまい話に飛びついて痛い目を見たり、社会の洗礼を受けたりもした。それでも、なんだかんだ大学を出て、ひぐちグループへ入り、いまはちゃんとリーダーをやっている。
まっすぐじゃない。
でも、なぜかちゃんと前には進んでいる。
世の中、計画通りに歩ける人ばかりじゃない。右へ行ったり、左へ行ったり、土砂降りの中で車をいじったり、ギャルの洗車を眺めながら酒を飲んだり。それでも仕事だけは、ちゃんとやる。
出鱈目と書いて、デタラメ。
プライベートの出た矢は、右かと思ったら左へ飛んでいく。
キャミーは、本日も悠々と見参である。
文/中村修治
有限会社ペーパーカンパニー 代表取締役社長。
1962年近江の地で生まれる。1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかった頃から30年以上も最前線で生きているプランナー。「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。福岡大学の非常勤講師も務める。
ひぐちグループとの関係は創業65周年の時から。以降、ひぐちグループの新CIの開発の総合ディレクションを契機に、週イチたまりばの投稿は、200本に及んでいる。










