第12区へんてこりんコラム駅伝
2021.05.01
へんてこりんコラム駅伝

これまでの合計距離 74.13㎞

九州一周まで残り 1425.87㎞‼

今日は、初登場のランナーを紹介するばい!
「ASUMI」選手です!これからよろしくお願い致します。

 

第12区 走者「ASUMI」

今回からコラム担当に参入することになりましたASUMIです。

 

ポカリスエットの最新CMが話題だ。

学校の廊下をクラスメイト達と歩いていた少女が振り返る。何かを感じ取った少女は逆走をはじめ、グニャグニャと曲がる廊下を走り抜け校舎の外へ。藤の花びらが向かい風に乗り襲う中進むと、いつの間にか藤は桜へと変わり風は追い風に。体育館へと足を踏み入れた彼女は友人と思われる少女と手を取り合いぐるぐる空中を舞い上がる。微笑み合う二人はそのまま外へ…

不思議の国のアリスを思わせる不思議な映像と、物語をいくらでも想像させるいわゆる”エモい”60秒。

しかもこのグニャグニャ曲がる廊下のセットはCGではなく全て美術セットであると明かされメイキング映像もCMと同じくらいバズった。

 

CGで宇宙も未来も不思議の国も作れる昨今、何故CGではだめだったのか。

同じように、興行収入3億ドルを超えた映画「TENET」の航空機が建物を壊すシーンがCGではなく、実際の航空機を使ったものだとわかり、そのメイキング映像が話題になったのも記憶に新しい。なぜ、今あえてクリエイターは”アナログ”を選ぶのか。

リアリティの追求という点もあるのだろうが、もしかしたらメイキング映像そのものにも意味があるのかもしれない。なにかに熱中している人はそれだけで引き付けられる。

一見無駄とも思える事でも、
皆で何かを成し遂げようとする姿は感動的で共感を呼ぶ。

あるいは、芸術的なこだわりの為に大掛かりなことを仕掛ける職人気質のクリエイターへの興味も引き立てられる。

 

ポカリスエットのCMコンセプトにこう書かれている。
「自分らしく進むのは大変だけど、きっと楽しい」

ああ、このCMを作った人の思いはまさにこれなんだろう。

人と違うことをするのは大変だけれど、
それは人の心に何かを残す。
そしてそれが生きることを楽しくする。

 

閉塞感で始まった2021年春。ここらで何か初めてみようか。

 

 

今回の走破距離 (1文字=10m)

775文字=7.75㎞

これまでの合計距離 81.88㎞

九州一周まで残り 1418.12㎞‼

 

 

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