
ひぐちグループで働くヒグチ人をプロライターが深堀りする新企画!
プロが綴る、働く仲間の新たな一面とは?
それぞれの「想い」を知り、繋がりを感じるコラム集。
PEOPLE 47|チャーリーさん
『ずっと、サイドスロー人生!!』

チャーリーも、これまたぁ真面目である。一時停止では、ちゃんと止まる。誰も見ていなくても止まる。子どもが見ていたら「ちゃんとしてるな」と思ってもらいたいらしい。なんだ、その優等生っぷりは!?笑
しかし、人生そのものは、意外と真正面から投げていない。小中高と野球部。ポジションはピッチャー。しかもサイドスロー。上から豪速球を投げ込むタイプではない。「スピードでは勝負できないから、変則で癖のある投手と思われたかった」と言う。つまり最初から、王道では勝負していない。
真っ直ぐなのに少しブレる球。カーブ。大学ではシンカーにも挑戦。高校時代は中継ぎで、ピンチになればマウンドへ上がる“火消し役”。メガネ姿で投げる様子を見た同級生の父親から、映画『メジャーリーグ』のチャーリー・シーンになぞらえて「チャーリー」と呼ばれるようになった。
しかも、ピンチに強かった。理由を聞くと「ランナー返しても、僕の点じゃないんで」。この“少し横から見る感じ”が、チャーリーくんの人生にはずっとある。
大学は経済学部。ちゃんと4年で卒業……するはずだった。卒論で引っかかった。なかなか強烈なF教授に当たり、ゼミ4人のうち3人が卒業できないという惨事。チャーリーも半年延長。すでにひぐちグループから内定をもらっていたため、なんと内定式には2回出席した。
普通なら人生の失敗談である。でも本人は、いまやF教授に「ある意味、感謝している」と言う。世の中には厳しい人もいる。でも、厳しさの奥に真心がある人と、ただ理解不能な人は違う。それが分かるようになったらしい。
人生、どこから学ぶか分からない。しかも卒論のテーマは途中から“パチンコの歴史”へ。パチンコ人口の減少や射幸性の高まりを考え、「もっと遊べるレジャーであった方がいいのではないか」と論じた。そうして現在、ひぐちグループで働いている。
サイドスロー。卒業は半年遅れ。内定式は2回。でも、ちゃんと入社して、現在3年目。真正面から一直線ではない。少し横から投げて、少し遠回りして、それでもちゃんとキャッチャーミットには届いている。
そんなチャーリーくんにも、まだ未登板の世界がある。恋愛である。26歳目前。彼女いない歴=年齢。告白経験もゼロ。マッチングアプリもやらない。
おいおい。
そこだけは、ブルペンから出てこいよ!!
文/中村修治
有限会社ペーパーカンパニー 代表取締役社長。
1962年近江の地で生まれる。1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかった頃から30年以上も最前線で生きているプランナー。「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。福岡大学の非常勤講師も務める。
ひぐちグループとの関係は創業65周年の時から。以降、ひぐちグループの新CIの開発の総合ディレクションを契機に、週イチたまりばの投稿は、200本に及んでいる。










