HIGUCHI GROUP 社内報「KURENNE(くれんね)」の中から、皆様にお届けしたい情報をご紹介致します。今回は担当の編集長「まっくす」を押しのけて「kanekin」が担当しまっくす(編集長へのリスペクト)。よろしくお願い致します。
2021年12月19日(日)早朝、荷台に段ボール箱一杯の参加者120名分のプレゼントを詰め込んで、高速をひた走る一台の車。前日までの快晴が嘘のような、どんよりとした曇り空を睨めつつ、アクセルを踏むkanekin。
フロントガラスにあたる小雨の音が聞こえだしたと思ったら、一気に降り出してきた。「なんでこんな時に限って…」と自分の引きの弱さを恨めしつつインターを降りる。場所は日置市伊集院でっす。
「もう二度と来ることは無いなんて思ってたのになぁ~」なんて懐かしみながら、1個目の“翔さん”にご挨拶。ここは勝手知ったる伊集院。ナビを適度に無視しながら会場に向かうと、3個目の“哀川さん”に挨拶したぐらいで晴れ間が見えてきて一安心。
会場に着くも関係者用駐車場が分からなくて、3往復する毎度のトラブルを挟みつつなんとか到着。ナビは無視したらイケないね。参加者の子供たちは既に到着し、各々でアップを始めている。取材に訪れたメディアの皆さんもスタンバイ。みんな遠藤選手の到着を(徳重選手も)今か今かと待っているこのソワソワした感じがなんかいいね。
そこに、いつものようにポケットに手を突っ込みながら、レジェンド登場‼特段の拍手なんかもなく、サラッと登場するところがなんかヤットさんっぽいな。
真ん中の背番号7が遠藤保仁選手、右の背番号30が徳重健太選手
何故か始まる前から泣き出す子供も現れる中、日置市長による来賓の挨拶などを終え、まずはみんなで揃って記念撮影からスタート。
HIGUCHIGROUPのロゴが入った横断幕の前でU-9と写真を撮る遠藤選手と徳重選手
U-12の子供達とも一緒に記念撮影(俺も入りたい)
記念撮影を終え、当日の進行を担当した【遠藤塾】のコーチ陣の指導のもと遠藤選手、徳重選手と一緒にアップ開始。まずは二人一組になってボールを使いながらのアップ。アップ中もただ体を温めるだけじゃなく、頭を使いながら、どうやったら上手くやれるか工夫できる要素がある面白い内容。遠藤塾凄いね。
一通りのアップを終えて、次はキッカー役とキーパー役に分かれてシュートとキャッチングを交互に練習。キーパーの経験がない子供達はシュートストップに悪戦苦闘。そんな子供達にVファーレン長崎の守護神徳重選手が的確なアドバイス。(シュートは出来るだけ手前でボールに触るのがいいんだって)そのあとはチームに分かれてPK対決。各チームを回りながら、キッカーにアドバイスを送る遠藤選手。PKと言えばクラブワールドカップで所謂「コロコロPK」で当時世界最高峰のGKと言われたファンデルサール選手の牙城を破った遠藤選手の代名詞ですからね。
子供達にPKの蹴り方や蹴る前の準備についてアドバイスを送る遠藤選手。
その後、遠藤選手・徳重選手とのじゃんけん大会を勝ち抜いた選抜メンバーによるチーム遠藤対チーム徳重によるPK対決(見事‼チーム徳重の勝利)を経て、遠藤選手と徳重選手の直接対決が実現。ここでしか見られない⁉キーパー遠藤の華麗な横っ飛び(※なぜかボールから逃げるように・・・)に沸く子供達。結果は引き分け。
一度休憩を挟んでいよいよゲーム形式のトレーニングへ。遠藤選手、徳重選手率いる大人チームと子供達の対決。子供達はU-9・U-12世代の子供達、それぞれ2チーム(20名)が同時に出場して大人チームのゴールを狙う。ゲーム開始前には「マジで勝ちに行きます」と遠藤選手からガチ宣言が飛び出すも、予想に反して白熱したゲーム展開に。PK対決の時もそうだったけど、今の子供達って、技術がしっかりしててびっくりするね。大人チームが“大人げなく”コートを広く使ってゴール前までボールを運ぶも、ゴール前にはなんと10人の壁が‼なかなかゴールを割らせてくれません。
混乱したピッチでも冷静に戦況を見極める遠藤選手(サボってるわけじゃない。たぶん)
12人の子供達に同時にマークされる徳重選手(徳重選手は足元も上手いです)
ゴール前でチャンスを迎えるも子供達にカットされる遠藤選手。(7番の子良いプレス‼)
自ら転んだのに必死のアピールが成功しPK獲得⁉遂に遠藤選手にPKのチャンスが‼
遠藤選手のゴールに喜ぶ大人達。ホント大人げない人達だ(誉め言葉)
負けじと子供達も反撃。待望のゴールに喜ぶ子供達と疲れが見えはじめる大人達。
「あ~ハンドした!」「ハンドだったよね!」「絶対ハンドだった‼」途中明らかなハンドを犯しながら、審判に見逃された遠藤選手に詰め寄る子供達。サッカーに時には必要な“マリーシア”を使ってとぼける遠藤選手。
試合終盤、遠藤選手のループシュート(めちゃオシャレなやつ)も決まり、白熱した試合は辛くも大人チームの勝利で終了。最後は明らかに運動量が落ちていった大人チームも安堵した様子。
試合終了後、遠藤選手は「この中から一人でも多くのプロ選手が出てきてほしい。現役を辞めた後もサッカーすると思うので、そこで指導したり、活躍する姿を見るのが楽しみ。夢を持って取り組んでください」と子供達にエールを残してくれました。
遠藤選手や徳重選手に、自分のプレーを見てもらって、かけて貰った貴重なアドバイス。一緒にピッチに立って体感した超一流の技術。今回の教室に参加した子供達にとってかけがえのない経験になったと思います。
遠藤保仁選手・徳重健太選手、そして開催にあたり尽力していただいたスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
大会終了後、120名分の参加賞を子供達一人一人に配りながら、子供たちが羨ましくて、羨ましくて、堪らない気持ちを抑えるのに必死だったkanekinでした。
あ~俺もゲームに参加したかった~~~~~~~‼‼‼‼‼‼‼
編集・ライティング / kanekin(広報室)