週イチ「たまりば」No.110 彼氏か!?夢か!?その選択答えは!?
2023.10.12
週イチたまりば

文/中村修治

企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。

 

彼氏か!?夢か!?その選択答えは!?

 

 

彼氏と結婚したいけど、夢を実現するために邁進もしたいのよね!?そういう二者択一に迫られている人が多いので、ズバリ答えを出したいと思います。

この相談をすること自体がどういうことか?気がついていますか?これは、いまの彼氏が決して理想ではないという告白です。この理想ではないという事実を意識してしまった以上、これから、彼氏との間にコトが起こるたびに、「理想ではなかった」というポイントに舞い戻ることになります。「理想ではなかったスパイラル」がはじまります。

 

さらに言うとですね、こういうお悩みを口にするということは、その夢も本物じゃありません。その夢が破れそうになったら、この彼氏と結婚して、収まるところに収まろうという魂胆が見え見え。結婚を、最後の安住の地だと仮定していますね。その彼氏は、完全にキープ要員です。わかってます?どちらかを犠牲にするというより、両方を失くす典型的なパターンです。

 

だからね!?

とりあえず結婚してみてください!!

そうしないと何がいちばん大事なのかがわからないです。いまのまま、彼氏キープ状態で、夢を追うのは、きっとロクなことになりません。その夢が本物かどうか?は、結婚すりゃわかることです。夢が本物なら、そこでやり方を見つけます。彼氏が本当に大切なら、夢を追いかけながら折り合いをつけていくことでしょう。

ダメなら別れりゃいいです。ハッキリします。やった後悔より、やらなかった後悔の方が、どんどんと大きくなります。人生の全部は、やらかした結果です。事実に理想を近づけるのが生きていくということです。

 

ワタシは、還暦の今でも、ウルトラマンになれるのではないかと、少しばかりの期待を残しています。生死を彷徨っている時に、ウルトラの父が枕元に立って新たな命を授けてくれるのではないかと考えている甘ったれた大人です。

 

それもこれも人生の選択の局面で「自分を嫌いにならない方」を選んできた結果です。108の煩悩に正直に生きてきたからです。欲張りな甘ったれた人生で何が悪い?と声を大にしたいです。

 

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