週イチ「たまりば」No.117 正真正銘の“アタオカな暮らし”。
2023.12.07
週イチたまりば

 

文/中村修治

企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。

 

正真正銘の“アタオカな暮らし”。

 

 

はっきり言ってしまう。経営者っていうのは、大抵、頭がおかしい。流行りのコトバで言うと“アタオカ”である。あくまで褒めている。頭が悪いという意味ではない。むしろ大半の人は賢い。

 

何十人も、何百人もの従業員を抱え、そのひとりひとりの暮らしの責任を持たなきゃなんない。やってられない。常軌を逸した意識を持たなきゃやってられないわけで・・・まともに考えればリスクを負わずに普通に働いた方が楽しい人生を送れるに決まっているわけである。

それでもその職に就く人間はそういう普通の感覚が麻痺してしまうくらいそれに賭けてきてしまった人たちなわけで・・・。

 

なので、まず「起業しようかどうか迷っている」とか人に相談している時点で、もうその人は向いていない。感覚がまともすぎる。仮に社長職に就けたとしても、結局続けるべきかどうかで悩んで、まず大きな成功はできない。アタオカな人間が何の躊躇もなく突き進む異常な人たちが闘っているのが熾烈な資本主義社会でもあるのだから。

 

おかげさまでワタシのまわりには、アタオカな社長さんたちがいっぱいいる。
アタオカコレクターとまで呼ばれている。

これは、ちょっとした自慢である。

 

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