週イチ「たまりば」No.97 働くと考えたら、もう負けですよ。
2023.06.22
週イチたまりば

文/中村修治

企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。

 

働くと考えたら、もう負けですよ。

 

人間の脳みそは、合理を選択するように進化しています。ラクをしたいと常に考えています。だから、人類は、いろんな技術を開発してきたわけですよ。

AI=人工知能なんてものは、生まれてきて当たり前です。脳みそが自ら働きたくないと考えるから、外付けのAIを進化させているちゅうわけですよ。悪魔の仕業ではなく、人間の仕業です。必然です。

その脳みそにとっていちばん不自由なものは、自分の肉体です。カラダは、年老います。病気になります。勝手に死んだりします。そんな不自由なものから離れたいから人工知能なんですよ。脳みそだけだったら不死身になれますからね。

ちゅうことで「10年後に消える仕事」は、当たり前のように生まれてきます。この動きは、止められませんね。。。

より合理的に、より近道を選べるのがAIです。その選択をするために、AIは、すげぇインプットをしていきます。そして、すげぇスピードで演算して、最適な解を見つけ出します。

そういう賢い人たちが今までやってきた部類のお仕事は、ぜーんぶ無くなっていくのは仕方ないことです。中途半端にお勉強してきた人や、ハクをつけたくて手に入れた資格などは、たぶん何の役にも立たなくなるのが、いまの子どもたちが大きくなった時代です。

 

だからスバリ言いますね。
バカになれる仕事をすることです。
無駄なことを一生懸命する仕事をすることです。

 

AIは、決してバカになれません。バカなフリをするだけです。そんなのに負けないだけの本物のバカになれる仕事を選択することですね。

仕事をするという考え方が、もうダメです。合理的です。そんな選択肢がない暮らしをするのです。要は、ワクワクと挑戦を続けてお金がもらえるようになればいいのです。AIが代替できないのは、まさしくPLAYです。

 

10年後に働くと考えたら、
もう負けがはじまっていますよ。
ワタシの老後は”遊んで暮らす”つもりです。

 

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