失敗の宝 ~序文~
2021.06.03
失敗の宝

『失敗の宝』序に代えて

コロナ禍においても引く手あまたの建築デザイナーであるZEN設計の中村久二氏に、我社の役員が尋ねたことがあります。

「いくつものプロジェクトを同時に進行させている中で、なぜ先生のアイデアは湯水のように出るのですか?」

この問いに対し中村氏は、

「今まで一つとして、全てにおいて成功したと言える案件はありません。しかしながら、その幾重もの失敗があったからこそ今があるのです」

とさらりと言いのけました。

我社も創業から70年、とんでもない数の失敗を積み重ねた上で今があるのは紛れもない事実です。今こそそれらを整理し、失敗の本質を紡ぎ出し、過去の失敗を未来への宝として伝えていくことに本企画「失敗の宝」の意図があります。

過去の弱点を克服し、同じ失敗を繰り返さない。
失敗を謙虚に受け入れ、真摯に学ぶ姿勢を持つ。
失敗を個人レベルで留めず、会社組織として受け止める。
結果からだけなく、プロセスからも学ぶ。
失敗を恐れ臆病になって足を止めない。

今回の企画『失敗の宝』は失敗の犯人探しをしたいのではありません。
我々は100周年に向けて、過去の失敗に蓋をせず、真摯に向き合い本質的課題を紐解き、「我社の未来の宝」として役立たせて行きます。そしてHIGUCHI GROUPは失敗を正しく評価できる会社になりたいと考えています。

 

失敗の宝第1部「幻のPASTA&PIZZA編」はコチラ

一覧へ