いつも黄色信号なのだよ。
放射能や狂牛病など、年に1人死ぬかどうかのリスクで国民は、大パニックになる。
エイズなんかの年に100人死ぬリスクなら社会問題だ。
交通事故や自殺は、年に10000人以上だ。
そうなったら、もう話題ですらなくなる。
目に見えない新型コロナウィルスによって・・・民泊、インバウンド観光、爆買いのための施設、外国人に対応したグローバル化・・・これこそが次世代のオーソドックスになると進められて来た事がすべて大崩壊している。
資本主義の発展とはいつも『あやうい平常』の上に積まれていた事が、暴かれてしまった。人間はいつの間にか地に足が付かない場所にいたということだ。
平気で生きることがいちばん難しい。
信号がなければ平気で道が渡れない。
青なのか!?
赤なのか!?
どっちでもない。
いつも黄色なのだよ。
文/中村修治
企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。