文/中村修治
企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。
ひとりでいても怖くない!!
SNSで繋がって、大勢集まって、ニコニコするのは、いかがなものかと思う。その集合写真のタグ付けが、その後の人生の良薬になるとは、ワタシには、思えない。
ソーシャル≒社会が、そういうものだと言えばそうだけど・・・そうじゃないだろう!!!と疑問を抱くことが思考というものじゃないかと思うわけである。
ひとりでいるのが怖くなるようなたくさんの友達は要らない。ひとりでいても怖くないと思わせてくれる何かと出会うことがソーシャルメディアの本来の役割である。社会の中で生きていくとは、そういうことである。
集団心理から生まれる感動や感情に、普遍的な真実はない。病のようなものである。社会の中で生きるとは、その病にかかることではない。その感情や感動から離れてひとりでいても怖くないと思わせてくれる何かを探すことである。
ソーシャルメディアの成功を「集客」と語る人たちが、どうも解せない。
社会を馬鹿にしてはいけない。
ひとりは、弱いから、強くなれるのである。
ひとりになりきる。
ひとりになりきってみる。
そして、
ひとりにはなりきれないことを感じて
いそいそと 家に帰って ごはんを食べる。
ひとりになりきれなさに なんかスゴさを感じている。