週イチ「たまりば」No.79 ワタシは”〇〇っぱなし”を辞めました。
2022.09.16
週イチたまりば

文/中村修治

企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。

 

ワタシは”〇〇っぱなし”を辞めました。

旦那の〇〇っぱなしが直りません。付けっぱなし、脱ぎっぱなし、出しっぱなし..

いまは私がイライラしながらも黙ってやっていますが、息子が大きくなった時に示しがつかないなぁと思い、なんとか直したいのですが、どうしたらいいでしょうかというお悩みに答えてみた。

〇〇っぱなしは、習慣ですものね、なかなか変わらないですよ。

 

旦那さんは、「付けっぱなし、脱ぎっぱなし、出しっぱなし..」で何のソンもして来なかった。失敗と直結して来なかったから、その習慣を直そうとも真剣に思って来なかったということです。

要は、旦那さんは、
誰かに甘えて生きてきたわけです。
代わりに誰かがやってくれてきたわけです。

ほっといたら一生このままですよ。

自動改札でよく引っかかる男は、出世しないと言われています。計画性がない。ICカードの残額が把握できていない。失敗を次に活かせない。考えてみたらそういうことです。

習慣は、その人そのものです。

 

・・・ということは、〇〇っぱなしの旦那さんは、たいがいダメですよ。出世の可能性も低いですよ。だって、全部、他人任せなんだもの・・・。自分のことがちゃんとできないのだもの・・・。〇〇っぱなしの旦那さんをこのまま放置するということは、ムーミンさんの家庭にとっても不利益です。ハッキリ言って、離婚をした方がいいのではないかと進言したいくらいです。

「いまは私がイライラしながらも黙ってやっていますが・・・」というのがいちばんいけません。ここは、紙に書き出して共有するくらいのことはしましょう。旦那さんに自分で書いてもらうのがいいと思います。

紙に書かれた「脱・〇〇っぱなし宣言」が履行されなかった時は、離婚を切り出すことも約束しましょう。慰謝料も明記しときましょう。「離婚」になる。「お金」がかかる。〇〇っぱなしが不利益になることを旦那さんに植え付けましょう。

その宣言を嫌がる。習慣を変えたくない。そんな旦那さんなら、すぐに別れた方が良いですよ。習慣こそ大事だという認識がない男が、良い家庭を築くとは思えません。他人任せの甘ちゃん野郎に家庭を持つ資格はありません。

 

斯く言うワタシは、50歳を過ぎるまで、カミさんに家事を任せっぱなしでした。半世紀を過ぎた頃から、洗濯物を畳むようになりました。自分のものだけは、アイロンをあてるようにもなりました。娘たちが独り立ちをした頃から、〇〇っぱなしを辞めました。そうしてやっと、家庭を持つ資格を語れるようになった気がします。

〇〇っぱなしで終われるほど、人生は甘くんないです。

 

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