
ひぐちグループで働くヒグチ人をプロライターが深堀りする新企画!
プロが綴る、働く仲間の新たな一面とは?
それぞれの「想い」を知り、繋がりを感じるコラム集。
PEOPLE 07|マックスさん
『私、ロボットと暮らしたいんですよ。』

マックスさんは、見た目も仕事ぶりも「ちゃんとしてる人」の女子の代表格。ひぐちグループ愛も強い。
けれど取材が進むほど、彼女の“ホーム”は、きれいに整った安心の場所というより、現実と夢がせめぎ合う、ちょっと切実で、だからこそ面白い場所だとわかってくる。
高校3年生の息子は受験ど真ん中。共通テスト後に進路を急旋回し、県外受験へ。看護師志望の理由は「稼げそうだから」。母としては「受験なめすぎ!」とツッコミたくなるが、本人はどこ吹く風で「俺の人生、悪くない」。
心配性でカチカチ気質のマックスさんほど、その楽天さに振り回される。
一方で、彼女の“推し”はゆず。ライブのために「ゆず貯金」をするが、現在は、マイナス2万円。外に出ると散財するから、休日は家でDVD鑑賞。節約と情熱が同居している。
そして、マックスさんの未来は!?
「私、ロボットと暮らしたいんですよ。」
——息子に迷惑をかけず、寂しさも埋め、時々ケンカもしてくれるペットロボット。触れたら健康状態がわかり、最低限の“生存通知”だけが息子に届く。
監視は嫌、でも孤独はもっと嫌。そのわがままの落とし所を、本気で考えている。
真面目で揺れやすい彼女は、「関係は固定じゃなく流動する」と聞いて少しだけ肩の力が抜けた。”カチカチの自我” はそのままに、周囲には”寛容”を。ロボットの未来も、息子の進路も、きっとその余白の中で転がっていくだけ…。
マックスさんのしあわせは、
いまも、
未来も、
そこそこMAXである。
文/中村修治
有限会社ペーパーカンパニー 代表取締役社長。
1962年近江の地で生まれる。1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかった頃から30年以上も最前線で生きているプランナー。「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。福岡大学の非常勤講師も務める。
ひぐちグループとの関係は創業65周年の時から。以降、ひぐちグループの新CIの開発の総合ディレクションを契機に、週イチたまりばの投稿は、200本に及んでいる。










