PEOPLE 18|バキバキさん 『バキバキ人事部!!』
2026.05.01
シン・従業員紹介「HOME ROOM」

 

ひぐちグループで働くヒグチ人をプロライターが深堀りする新企画!
プロが綴る、働く仲間の新たな一面とは?
それぞれの「想い」を知り、繋がりを感じるコラム集。

 


 

PEOPLE 18|バキバキさん

『バキバキ人事部!!』

 

 

新卒5年目。元・店長。しかも2〜3年目で店長を任されるという、なかなかの早熟型である。現場で叩き上げられた彼女は、「人の配置で店は変わる」という感覚を体で知っている。誰をどこに置くか。どんな声をかけるか。たったそれだけで空気も売上も変わる。その面白さにハマり、人事を志願した。

 

理屈が、バキバキにある。K大農学部出身。卵白の研究。しかも“がん細胞に効くかどうか”というバキバキのガチ研究。しかも指導教官はエジプト人。ラマダン中はイライラMAXで怒られながら、それでも言い返す。研究室で、異文化で、ちゃんと戦ってきた。

 

一見おとなしそうで、実は負けない。元・陸上部でもある。走り幅跳びで長崎市トップクラス。歩幅、助走、踏切、すべてを計算し尽くして跳ぶ。偶然ではなく、再現性で勝つタイプ。つまり彼女は、“感覚でやってる風の、バキバキ論理人間”なのだ。ちなみにだけど、彼女のLINEスタンプは、化学記号のやつである。笑

 

本人いわく「おっちょこちょい」。小さなミスをやらかす。完璧そうに見えて、ちゃんとズレる。この“余白”がいい。人は、完璧なやつを信用しない。ちょっとズレてるやつに、なぜか安心する。

 

そして極めつけが、現在である。間違えて契約したジム。そこはゴリゴリのマッチョ集団だった。逃げ場なし。1年契約。結果——週3で通っている。もうこれは、運命である。

 

普通はやめる。彼女はやる。TikTokで筋トレ動画を見て、器具の使い方を覚え、「どうせならバキバキになった方が面白い」と言い出す。そう、この人は“ネタにし切る力”を持っている。人事に一番必要な資質は何か?人を見る目か?配置のセンスか?違う。“自分を使って空気を変える力”である。

 

そして1年後——タンクトップで面接をして欲しい。バッキバキの腹筋を見せて面接して欲しい。ワタシは一切驚かない。バキバキ人事部。これは、会社を変える“筋肉”になると思う。

 


 

文/中村修治

有限会社ペーパーカンパニー 代表取締役社長。
1962年近江の地で生まれる。1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかった頃から30年以上も最前線で生きているプランナー。「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。福岡大学の非常勤講師も務める。

ひぐちグループとの関係は創業65周年の時から。以降、ひぐちグループの新CIの開発の総合ディレクションを契機に、週イチたまりばの投稿は、200本に及んでいる。

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