PEOPLE 52|いも娘さん 『3分違いのお姉ちゃん気質。』
2026.11.07
シン・従業員紹介「HOME ROOM」

 

ひぐちグループで働くヒグチ人をプロライターが深掘りする企画!
プロが綴る、働く仲間の新たな一面とは?
それぞれの「想い」を知り、繋がりを感じるコラム集。

 


 

PEOPLE 52|いも娘さん

『3分違いのお姉ちゃん気質。』

 

ひぐちグループに入社して、まだ半年の「いも娘」さん。実は、一卵性の双子のお姉ちゃんである。お姉ちゃんといっても、妹より3分早く生まれただけ。

 

ところが、この3分が、なかなか大きい。小さい頃から妹とは顔も性格も違う。お揃いの服を着せられるのが嫌で、妹がスカートなら自分はズボン。「一緒にされたくない!」。そんな少女だったのに、気づけば立派なお姉ちゃん気質になっていた。

 

どこへ行くにも自分が先頭。

妹はその後ろをついてくる。

その結果、妹は大人になってから、自分が方向音痴だったことに気づいたという。笑

 

どうしても行きたかった高校は、諫早農業高校。おじいちゃんも、お母さんも通った学校である。動物科学部に入り、牛、豚、羊、ヤギ、ニワトリ、ウサギなど、たくさんの動物たちのお世話に明け暮れた。乳牛の乳搾りも、子牛の出産への立ち会いも経験済み。ちなみに、牛のお尻に手を突っ込んで診察する先生の姿も、平気で見ていた。

 

卒業後は動物の専門分野へ進み、念願の動物病院に就職。動物との関係は良好なのに、人間関係は、兎角、難しい。その後、縁あって、ひぐちグループの「こめ助」で働き始め、社員として迎えられた。実は、お母さんもかつて「まるみつ」で働いていたという。本人いわく「私は母の過去を追いかけているみたいで、妹は母の今の仕事を追いかけている感じです」。ちなみに、妹はお母さんと同じ福祉の道へ。なかなか面白い母娘三人である。

 

双子の姉妹は、お母さんと三人暮らし。最近は「すとぷり」というグループの推し活に夢中で、妹とカラオケに行けば、朝10時から夜7時まで歌いっぱなし。9時間もである。予約曲を入れすぎて、機械から「もう入れないでください」と注意されたらしい。

 

本人は、友達が少ないことを少し気にしている。「妹が親友みたいなものなので、このままでいいのかなぁって」。人との距離の取り方にも、少々悩んでいる。でも、無理して誰かと仲良くなる必要もない。妹と笑い、お母さんに感謝し、好きな動物や推しに夢中になる。それだけでも、なかなか忙しい人生である。

 

3分違いでお姉ちゃんになり、23年間、妹の前を歩いてきた「いも娘」さん。

これからは、ときどき妹に先を歩いてもらってもいいんじゃないかな。

妹さんだって、そろそろ自分の方向音痴を克服しなきゃいけないんだから。

 


 

文/中村修治

有限会社ペーパーカンパニー 代表取締役社長。
1962年近江の地で生まれる。1986年に立命館大学を卒業。1989年にバブルの泡に乗って来福。1994年に㈲ペーパーカンパニーを設立し独立。福岡に企画会社など存在もしなかった頃から30年以上も最前線で生きているプランナー。「JR博多シティ」のネーミングや「テレQ」のCIなどが代表的なお仕事。コラムニストとしても多誌で執筆。福岡大学の非常勤講師も務める。

ひぐちグループとの関係は創業65周年の時から。以降、ひぐちグループの新CIの開発の総合ディレクションを契機に、週イチたまりばの投稿は、200本に及んでいる。

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