週イチ「たまりば」No.156 もう一歩!!もう一発!!
2024.10.31
週イチたまりば

 

文/中村修治

企画会社ペーパーカンパニーの代表取締役社長。PR会社キナックスホールディングスの取締役会長。福岡大学非常勤講師。滋賀県出身。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた戦略プランナー。西日本新聞「qBiz」やitMedia「BLOGOS」のコラムニスト。フェイスブックのフォロワー数は、9000人越え。

 

もう一歩!!もう一発!!

 

 

ひぐちグループ創業74周年!!
おめでとうございます。
本日は「One more」のテーマに相応しい『もう一発!!』のお話を!!

 

十返舎一九(じっぺんしゃ‐いっく)という江戸後期に生きた戯作者をご存知か!?滑稽本「東海道中膝栗毛」などが有名。執筆料だけで生計を立てた最初の職業作家と言われています。

一九の逸話に次のようものがあります。
“『死の直前に門弟を枕元に呼び「死んでも湯灌をせず、着物も変えるな。このままの姿で棺桶に入れて必ず火葬にせよ」と厳命。門弟がその通り火葬にしようとした瞬間、すさまじい爆音とともに火柱が上がり、いくつもの花火が星のように散っていった。それは遺体の頭陀袋に、一九が線香花火を一杯詰めていたからだった。”

 

死んでからも『もう一発!!』。

戯作者らしいOne Moreなサプライズ!!

突然の爆発に、弔いに来ていた人々は腰を抜かすほど驚いたという。

辞世の歌は、

“此世をば

どりやおいとまに

せん香の煙とともに

灰左様なら”

 

カッコいいなぁ。

憧れるなぁ。

できるかなぁ!?

無理だろうなぁ!?

ワタシは、

ワタシなりの、

ワタシにできるOne Moreをやってみます。

 

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