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今月のメッセージ

今月のメッセージ

Monthly Message

ひぐちグループ 代表取締役社長

樋口 益次郎

寄道小径 2021年10月

『ディズニーランドでの出来事』

1983年東京ディズニーランドグランドオープンに際し、私の友達が社員希望者全員に配られたパンフレットを、後日ディズニーフリークの私に譲ってくれたのは今になっても私の大事な宝物です。

そこには創立者であるウォルト・ディズニーの言葉が
「私はディズニーランドが、幸福を感じてもらえる場所、大人も子供も、ともに生命の驚異や冒険を体験し、楽しい思い出を作ってもらえるような場所であってほしいと願っています」と書き記されていました。

2011年の東日本大震災時に、東京ディズニーランドでのアルバイトを含むキャストたち自らの意思決定での緊急事態でのホスピタリティーは今や伝説となっています。

1980年代初頭のフロリダ州オーランドのディズニーランドで、偶然にも同じような経験をすることが出来ました。園内の中でも好きなアトラクションの一つであるピーターパンで列をなしている時に、急に入場を止められたのです。アトラクション内で何らかのアクシデントが起こったらしく、怒号と共に数人の学生と、このアトラクションのキャストであろう大柄の黒人おばさんが出てきたのです。そのキャストは備え付けの無線で「今このアトラクション内で乗物から飛び降り大騒ぎした学生がおり、彼ら全員を退去させた。私の責任においてただちにこのディズニーランドからこの学校の学生全員の退去を命ずる」とすごい剣幕で本部とのやり取りをおこなっていたのです。ほどなくしてアトラクション再開と同時に、先ほどまで凄い形相のおばさんは振り向きざまに、そこに待っていたみんなに満面の笑みで「サ~、お待たせいたしました」と声をかけていました。

これぞ千両役者⁉

いやそれ以上に、ディズニーの本当の凄さを間近に見る貴重な体験が出来た瞬間であり、この出来事を機に、私が単なるディズニーファンからディズニーフリークになったことは言うまでもありません。

 

ディズニーランドの行動基準は4つ掲げられています。
1、Safety(安全)
2、Courtesy(礼儀正しさ)
3、Show(ショー)
4、Efficiency(効率)
この4つは優先順位にもなっていて安全性が第一に挙げられ、これをキャストひとりひとりまで徹せられている。それも自発的に行動できている事は、単にこの行動基準を理解しているばかりでなく、深く共鳴するレベルにある事を示している。

このディズニーランドでの出来事は、40年近くたった今でも鮮明に残る出来事であった。

(しかしここ最近長いことディズニーランドに行ってないな。)

 

注:フロリダのディズニー。正式にはディズニーワールドですがあえてイメージしやすいようここではディズニーランドとさせていただきました。